okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

HOTTOYS 『マイケル・ジャクソン(スリラー版) レビュー

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以前から欲しかった、「マイコン」シリーズのマイケル・ジャクソン スリラー版。
ヤフオクで新品未開封(たぶん)が安価で出品されていたので、なんとか落札できた。
結局、落札額は販売当時(2009年)の定価くらいになってしまったが、現在ではプレミア商品になってしまっているので、まぁしょうがないか。

 

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・・といっても自分は、マイケル・ジャクソンのファンではない。
欲しかったのは、どちらかと言えば、あの伝説的な特殊メイクアップアーティストのリック・ベイカーが手掛けた、ゾンビ版ヘッドのほう。

 

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まずはノーマルヘッドのマイケルから。
長いマイケルの整形の歴史の始まりの頃だろうか。まだ整形箇所は鼻だけ?
マイケルの顔の変遷は激しいので、似てるかどうかはイマイチ判断し辛いが、少なくともこのヘッドは、スリラーのビデオのなかのマイケルにはあんまり似てないような。

 

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それでもヘッドはもちろん、衣装も丁寧な造り。かっこいい。

 

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世界中で空前の売り上げを記録したアルバム『スリラー』の同名のタイトル曲であるミュージック・ビデオ(以降、MV)だが、ホラー映画の名作『狼男アメリカン』を観て感銘を受けたマイケルが、監督であるジョン・ランディスと特殊メイクを担当したリック・ベイカーに、自身の曲のMV製作を依頼したそうだ。

 

なお、こちらの「日本版シネフェックス リック・ベイカー特集」によると、当初リック・ベイカーは、この依頼に気乗りがしなかったそうだ。
MVでは、マイケルがモンスターに変身する過程とその変身後、さらにゾンビ姿でダンスするという、3つのシーンを盛り込みたいとの依頼だったが、それだけの特撮シーンを撮るには、通常では10か月くらいの準備期間が必要なのに、たったの5週間しかないと聞いたからだ。
しかも、マイケルとの初期の打合せの際、ジョン・ランディスとリック・ベイカーが持参したモンスター映画の資料を、マイケルは「そんなもの見たくない!」と目も通さなかったという。

 

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モンスターの資料に目もくれない世界的スーパー・スターに、俳優自身にも大変な苦労を強いる特殊メイキャップ作業を、たった5週間の準備期間で行わなければならないという・・
この仕事を受けざるを得なかったリック・ベイカーの心情を思うと同情を禁じ得ないが、意外や、マイケルは喜々として長時間の特殊メイクに耐えたそうで、リック・ベイカーが過去に特殊メイクを施した俳優のなかでも、かなり好感が持てる有名人だったそうだ。いかにもマイケルらしいエピソードかも。

ただ、当時の『ハウリング』や『狼男アメリカン』などの衝撃的なモンスター変身シーンに比べると、『スリラー』の変身シーンは、準備期間の少なさがたたってか、チャチな感じは否めないが、それでも、マイケルとゾンビ・ダンサーズのダンスシーンは秀逸だし、今観ても楽しめる作品だと思う。

 

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『スリラー』のMVだが、youtubeで視聴は可能だが、かなり画質が悪いので、Amazonで『Thriller (25th Anniversary Deluxe Edition CD/DVD)』という、『スリラー』の25周年記念版を中古で購入してみた。
中古だと思っていたら新品だったのでラッキーだったが(インポートなので商品は色々とショボい)、DVDに収録されている『スリラー』やその他の曲のMV、リマスターらしいが思ったより画質が悪くてちょっとガッカリ。
なおメインのCDの方は未視聴。そもそも『スリラー』のアルバム自体を聴いたことがない。

あ、『スリラー』については、こちらの昔の記事に。

 

 

さて、せっかくゾンビヘッドと衣装が付属しているので、どうせなら通常版マイケルとゾンビ版マイケルを2体同時に飾りたい。ということで、安価な素体を購入した。

 

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本来なら、同じホットトイズ製で、マイケルと同じ素体である「トゥルータイプ ニュージェネレーション/黒人男性(スリム・ボディー版)」が欲しいところだが、

 

ホットトイズ・トゥルータイプ 1/6スケールフィギュア素体 ニュージェネレーション版 黒人男性 スリム・ボディー ver.
 

 

今となってはプレミア過ぎて手が出ないので、中華製品のこちらの素体にしてみた。

 

 

しかし中華からの輸入品とういことで、注文してから自宅に届いたのは10日後だったが、まぁ安いし、配送料も無料だし文句はない。

 

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・・が、さすがに安価な製品で、パッケージはビニール袋、発送の梱包はプチプチのみで笑ってしまった。関節部もちょっとユルい箇所があったりと、やはりアレな感じで、思った以上に肩幅も広くて、Tシャツを着せられないのでは?と心配したが、なんとか衣装を着せることができた。

 

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服を着せるとそれなりで、可動もまぁまぁ可能。

 

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2体並べてもそれほど違和感なく、なかなかいいい感じ。ただ、中華素体の方が体格が少しだけいいので、よく見るとパンツは太もも部分などがパツンパツン。

 

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およそ10年前の商品なんだけど、さすがにホットトイズだけあって、今観ても古さを感じさせないのはさすが!

 

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『アリータ: バトル・エンジェル』 感想

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『アリータ: バトル・エンジェル』は、日本のSFマンガ『銃夢(がんむ)」』が原作。
かつて、1巻がkindleで無料だったので読んでみたのだが、続巻を買いたいと思うほどの内容では無かったと記憶しており、キャメロンがなぜ、この作品をわざわざ実写映画化しようと思ったのか疑問だった。
で先日、もう1度原作を読んでみたのだが、再読しても、やはりそれほどの作品とは思えなかった。

 

まず、1990年の作品なので、今読むとさすがに古臭い印象が拭えない。
確かに作画は細かくてキレイなのだが、ストーリーが直球過ぎるというか、中学生が思い付きで考えたようなお話で、単なるバトル・アクション作品の粋を出ておらず、間違いなく日本の代表的なサイバーパンク作品『攻殻機動隊』に比べたら、少し子供向けなストーリーに思える(1巻しか読んでないけど)。

 

しかし、わざわざ30年越しで実写映画化されたほどの作品だし、何と言っても、製作と脚本がキャメロンで監督がロドリゲスなんだから、きっと面白いんだろう、と楽観してたら、なんともイマイチな作品だった。

 

そもそもタイトルや、主人公の名前とビジュアルをも原作から変えているので(原作では「アリータ」ではなく「ガリィ」)、ストーリーや設定も現代的にアレンジしているのかと思いきや、基本プロットはほぼ原作に忠実っぽい。
なのでなんだか古臭いというか、ストーリーも今時の作品とは思えないほど、深みがなくて陳腐で、かつ子供っぽい。
だいたい今時、頭部だけが生身の人間であとは全て機械という敵サイボーグのデザインが、もうとてつもなく時代遅れというか、ダサい。
CGはさすがに素晴らしかったが、ビジュアル・デザインが30年前なので、ダサい。
「ダサい」の語源になった埼玉が舞台の日本映画『翔んで埼玉』を観に行った方が良かったのでは・・と思った。

 

話題になったアリータの、日本のコミックを意識した大きな瞳のデザイン。瞳は日本風だが顔は思いっきりバタ臭いのはご愛敬だが、確かにCG表現は素晴らしく、ヒロインのビジュアルとアクションは物凄く楽しめた。
しかし、キャメロンの「おこだわり」は良くわかるんだけど、いかんせんストーリーがチープで既視感ありありなので、映画作品としては楽しめなかった。

 

同じく日本のコミックを映画化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』は、原作の『攻殻機動隊』は名作なのにハリウッド実写版はやっぱりダメ映画といういつものパターンだが、本作は原作もハリウッド実写版もイマイチという、自分的にはある意味、新しいパターン。

ジェームス・キャメロンが何ゆえにこんな作品を製作したのか、まことに意味不明。
せめて30年前に映画化していたら・・
まぁよく考えたらキャメロン作品でも『トゥルーライズ』とかあるので、全部が全部、名作ばかりとは限らないんだよな。

 

なお、ラストにラスボスみたいなキャラが眼鏡を外した顔がエドワード・ノートンっぽかったが、クレジットに名前が無かったので違ったかな、と思ったが、やはりノンクレジットだがエドワード・ノートンだった。また、本編では気が付かなったけど、同じくノンクレジットでミシェル・ロドリゲスも出てたらしい。
なんか、名優の無駄遣い感があるな。


てか、続編ありきの作品だったけど、これ続編が製作されるのかな?中国ではヒットしてるそうだけど、北米の興行収入が振るわないらしいし。

単なるアクション作品と割り切って何も考えずに観るならいいけど、サイバーパンクっぽい渋い作風を期待してたら、見事に肩透かしを食らうのでお勧めできません。

 

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