okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

剣客商売

こんにちは!


安く手に入れたkindle本で面白かった作品を紹介させて頂きます。

『剣客商売』の第一巻を、199円で購入しました。

剣客商売1モノクロ


・・・なお、現在の価格は560円に戻っています。。
ちなみに紙の本の価格は620円。わずか10%の値引率です。

時代小説が好きでよく読みます。
好きな作家は何人もいるのですが、甲乙つけがたい中でいちばん好きな作家をあげるとしたら、池波正太郎でしょうか。

その池波作品の中でも、特に好きなのが『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』のおなじみの三大シリーズですが、『剣客商売』はとりわけ好きな作品です。

『鬼平犯科帳』はもちろん面白いのですが、なにせ長い。
文庫で全24巻にもなります。
『仕掛人・藤枝梅安』はやはり主人公が殺し屋だけあって、お話がやっぱり暗い。
『剣客商売』はそれなりに長いのですが(文庫で全16巻)、基本的に明るくてほのぼのとた雰囲気のお話なので、一番読みやすいというのがあります。

好きなところは以下の3点でしょうか

1.シンプルで人情味溢れるストーリー
2.(見てきたかのように)リアルに描かれた江戸情緒
3.料理の描写がとにかく美味しそう

主人公は60歳の老剣客・秋山小兵衛。
実直ながらたくましい同じく剣客稼業の息子・秋山大治郎と、40歳も年下の後添えである、おはる。
後に大治郎の妻になる、美しい男装の女武芸者・佐々木三冬。
これら魅力的なキャラクター達が、様々な事件を解決する。。

もう、江戸を舞台にしたファンタジー小説だと思っています

★★★★★

根拠もなく、池波作品については、やはり紙の本で読むべきだろう、というのがありました。
電子書籍で読む本じゃねーべ。みたいな。

紙の本は全巻所有しており、かつ読み返すのは老後の楽しみにしておこう、と思っていましたが、安かったのでつい、kindle版をポチって読み返しましたが・・・
これがいい。やっぱり面白い。

なんとなく、紙の本で見開きで読むのが正しい池波作品の読み方って思っていましたが、ボワっとしたディスプレイ上の大きめな文字で読むのも、意外に味わいがあり、つい第2巻、3巻と、ポチポチポチっと。。

「Amazonにしてやられた」といったところでしょうか。


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