okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

寝正月映画鑑賞ベスト6

こんにちは!

またも貧乏ネタ(殆どがレンタルかTV放映)、年末年始の寝正月で観た映画のベストです。

相変わらずシケた話題ですません。

ではさっそく


★圏外 『燃えよドラゴン』(英題:Enter the Dragon) テレビ放送(吹替)

燃えよドラゴン

鑑賞日:1月4日(土)
 
 お正月の深夜放送の決定版ですね。
 全国津々浦々、毎年必ずどこかで放送されてます。
 なお、この名作をカット有り、しかも吹替で観るのは邪道と思っていますので(笑)、一応ベスト圏外としています。
 ・・といいつつ、こんなマンガみたいなストーリーで、しかも古い作品、かつテレビ放映版なのに、なんでいつ観ても面白いのか??

 ちなみに、あの名セリフ「Don't think. Feel!」
一般的な翻訳は「考えるな、感じろ」ですが、寺山修二の「ポケットに名言を」では、「頭で考えるな。肌で掴め」と訳しています。
 ”肌で掴め”ってのが、いいじゃないですかー!


★6位 『アイアンマン3』(原題:Iron Man 3) 購入したBlu-ray

アイアンマン3

鑑賞日:12月28日(土)

 年末観賞用に『アウトレイジ ビヨンド [Blu-ray]』と共に購入。
 (『アウトレイジ ビヨンド [Blu-ray]』については別途)

 アイアンマンの1作目は、テンポが良く起承転結もはっきりしており、かつカタルシスを味わえる、自分的にはアメコミ作品のなかで、『ダークナイト』、『インクレディブル・ハルク』とともに大好きな作品です。
 ミサイル部品やガラクタの寄せ集めで作ったマーク1からプロトタイプ的な全身シルバーのマーク2、そして最終形態のマーク3までのモデル変遷も、メカ好き男子心を大いにくすぐりました。

 ただ、次作の『アイアンマン2』はストーリーにまとまりがなく、やっつけ感の強いグタグタな印象で、『アベンジャーズ』に至っては、単なるお祭り映画でダメダメ作品でした。
 (あくまで個人的な印象です・・)
 本作は、1ほどの良作ではないが、2よりはまだマシかな、といった印象です。

 ラストのパワードスーツてんこ盛りは圧巻でしたがHOTTOYSは全部フィギュア化するような勢いです。
 HOTTOYSにとっては、ホントにドル箱コンテンツですね。


★5位 『SPIRIT』(原題:霍元甲) テレビ放送(吹替)

スピリット

鑑賞日:1月3日(金)
・・・しかし、ヒドいコピー・・

 リー・リンチェイ主演の、霍元甲(カク・ゲンコウ、フォ・ユァンジア)の生涯を描いたマーシャルアーツ作品です。
 霍元甲と言われてもピンとこないですが、『ドラゴン怒りの鉄拳』冒頭シーンでブルース・リーが、謎の死を遂げた師匠の棺の前で「シーフォー、シーフォー!」と泣き叫ぶシーンの、祭壇の写真の人 ↓
 霍元甲

 といえば、「あー、あの人」と思われる方も多いでしょう。
 実在の人物で、中国ではお馴染みの清朝末期の武術家だそうです。

 若き日の主人公が、若気の至りからある武術家を殺してしまい、その息子の復讐により、自分の母親と娘が殺され、最愛の家族を失ったことから茫然自失のまま自殺未遂をする・・
 といった、ちょっと凄惨なお話になっています。
 ただ、あまりにも実話とかけ離れているストーリーらしく、霍元甲の遺族から映画会社に訴訟を起こされたそうです。

 リー・リンチェイのアクションは相変わらず切れが良く、ラストの外人レスラーと日本人武道家(By 中村獅童)との闘いも迫力がありました。
 なお本作よりも後に制作されたドニー・イェン主演の『イップ・マン(葉問)シリーズも日本人武道家やレスラーと戦うお話で、映画作品としてはこちらの方が何倍も面白いのですが、もしかしたら本作から”インスパイア”されたのかもしれませんね。


★4位 『ヒミズ』 レンタルBlu-ray

ヒミズ

鑑賞日:1月2日(木)

 園子温監督、染谷将太と二階堂ふみ主演。
 コミックを映画化した作品だそうです。
 家庭環境に恵まれない中学生が、ある事件をきっかけに「悪い奴」を殺すべく、町を徘徊する・・
 まぁ暗いお話ですが、相変わらず、死んだような眼の染谷将太の演技は良かったです。
 ただ 以前 も書きましたが、二階堂ふみ嬢については世の中的には熱演とか言われておりますが、やはり若さゆえか演技が危ういような。。
 (タモリ倶楽部の「空耳アワード2013」での二階堂ふみ嬢は、めっちゃキュートだったのに

 Amazonのレビューでは、原作と違いすぎる!とのことで低評価もありますが、コミック未読の自分には、荒削りながらもさすがの園子温監督、今時では斬新な演出だと思いました。(ちょっと「地獄の黙示録」でしたが)
 特にすごいのは、東日本大震災後、1年以内の被災地である宮城県石巻市でロケを行ったことです。
 まだまだ生々しい瓦礫を映画の舞台としてフィルムに収めるなんて、この監督以外にはなかなか出来ないような。 (賛否両論あるでしょうが)

★★★★★

★3位 『スネーキーモンキー 蛇拳』(原題:蛇形刁手) 購入したBlu-ray

蛇拳

鑑賞日:1月1日(水)

 以前 に紹介した、酔拳&蛇拳 ブルーレイBOX での
 特典映像の『スネーキーモンキー 蛇拳』吹替版です。 
 本作は『ドランクモンキー 酔拳』に比べたらシリアス調で、かつ日本公開当時、東映お得意の日本版だけの主題曲もなく、どうしても地味な印象なため、それほど繰り返し観ていなかったのですが、改めて観たら、ストーリー的には酔拳よりもしっかりしており、敵も秘密結社的なミステリアスな感じで、当時の香港カンフー映画独特の殺伐とした雰囲気も感じられ、なかなか楽しめました。

 なおブルーレイBOXの特典映像でのジャッキー・インタビューでも語られてますが、ラスボス対決シーンでジャッキーの真ん中の前歯が抜けてるシーン、(敵役ウォン・チェンリーのキックが誤まって顔に当たって歯を負傷した)当時のジャッキーの多忙さと、香港映画のイケイケドンドンぶりがうかがわれます。


★2位 『ドラゴン・キングダム』(原題:The Forbidden Kingdom) レンタルDVD

ドラゴンキングダム

鑑賞日:12月29日(日)

 初めて映画館で観たときは、期待した割にはちょっとヌルい印象でしたが、改めて観たら、カンフー愛に溢れた、上質なファンタジー映画として十分楽しめました。

 みんな大好き、西遊記の孫悟空をモチーフに、いじめられっ子の白人高校生が、時空を超えた中国風の異世界で、2人のチャイニーズ・カンフーマスターとの修行でたくましく成長する・・
 往年の『ベスト・キッド』を思い出させるようなお話ですね。
 なんといっても本作の売りは、ジャッキー・チェンとリー・リンチェイの2大カンフースター競演で、しかも片や酔拳、片や蟷螂拳という全世界のボンクラ野郎も感涙モノの対決のシーンが最大の見せ場です。
 アクション演出はユエン・ウーピンなのでバリバリのワイヤーアクションなのですが、それでも骨のある対決シーンで、眼福モノでした。
 やはり本作は、いずれはBlu-rayを購入したいなと思いました。

 なお『ベスト・キッド』といえば、ジャッキー・チェンのリメイク版もジャッキーの老師匠ぶりはとても良かったのですが、主演のウィル・スミスの息子君、演技は上手ですがどうにも華奢で、ラストで闘う中国人の少年よりどうみても強そうに見えず、ちょっとリアリティが感じらず興醒めな作品でした。
 その点で本作は、主演の白人青年が適当にヘタレで、終盤でもラスボスには勝てないところも、ストーリー的に無理がなくて良かったと思います。


★1位 『Mr.Boo!ミスター・ブー』(原題:半斤八两、英題:The Private Eyes) レンタルDVD

ミスターブー

鑑賞日:1月1日(水)

 子供の頃、ゴールデン洋画劇場のMr.Boo!シリーズが好きでよく観ていましたが、今観ても笑えるのか?という夫婦共通の疑問を解明すべく、本年の映画初めとしました。
 (あ、日本語吹替で観てます)

 ビジュアルやギャグの断面は記憶があるのですが、そもそもどんなストーリーだったか全く覚えてなかったのでまとめます。
  
 探偵事務所を経営するウォン(マイケル・ホイ)は、工場をクビになったレイ(サミュエル・ホイ)を安い賃金で雇うことになり、助手のフグ(リッキー・ホイ)と3人コンビで様々な調査依頼をこなしていくが、機転が利いて腕っ節も強いレイの存在感が大きくなり、最終的にはレイがフグを引き抜いて独立することに・・

 中国返還前の、国際都市でありながら、まだまだ雑多で洗練されていないパワー溢れる香港を舞台に・・・

 加トちゃんケンちゃんバリのベタベタ、かつウィットに富んだギャグ
 サミュエル・ホイが手がける、耳に残る主題曲
 そして何より、広川太一郎大先生のオリジナリティ溢れる吹替え

 ・・・元旦早々、夫婦で幸せな気分に浸れました。

 ちなみに吹替え版では役名も変更しており、ウォンは”所長”、レイは”キット”、フグは”チョンボ”(笑)。
 なおキットことサミュエル・ホイと、チョンボことリッキー・ホイの吹替えは、なんとツービート!
 セリフも少なくオトボケ役のリッキーがビートきよし大先生ってのはまだしも、サミュエル・ホイがビートたけし ってのはあまりにも寝技なんですが・・
 しかしこれがまた、味があっていいんですよ、コマネチ

 またMr.Booのタイトルも、マイケル・ホイ もしくは リッキー・ホイが高木ブーに似ているってことで名付けられた邦題だそうで、当時の東宝東和のハチャメチャなプロモーションぶりには脱帽です。

 とにもかくにも『Mr.Boo!ミスター・ブー』、今でも大爆笑の香港コメディでした!
 

サミュエル・ホイ、香港音楽界では「歌神」と呼ばれたそうです


それではー


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