こんにちは!
織田信長の一代記を、家臣であった大田牛一が記したという
『信長公記』の口語訳がkindle版で出版されていました。
信長より7歳年長であった牛一が、彼のエピソードを日記に書き残していたものを後に1冊の書物にまとめたもので、記述内容の信憑性も極めて高い伝記だといわれてるそうです。
さすがに原文を読む気にはならないですが、口語訳であれば取っ付きやすいかな、という軽い感じで読んでみたら、確かに読みやすく、なかなか面白かったです。
信長の一生については、それこそ小説やドラマ、マンガなどで何度も何度も見知っているのでよく知っていますが、当時の人間が間近で見聞きした内容が書かれているってのは結構リアルな感じです。
特に驚いたのが、以下のエピソードがホントだったってこと。
・武将らしくないだらしないカッコで町で歩き食い
・父(信秀)の葬儀で位牌に抹香を投げつける
・桶狭間の戦い前夜、『敦盛』を舞ってから出陣
物語とかのストーリー上、話を盛っているのかと思ってましたが(笑)実話だったんですね。
特に抹香を父親の位牌に投げつけるっていう過激な行動には信長の色んな当時の心情を伺えます。
おなじみ、狩野宗秀画
戦国時代なので、血生臭いエピソードもございます。
羽柴秀吉の鳥取城の兵糧攻めでの話。
あえて原文ですが・・
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鉄炮を以て打ち倒し侯へば、片息したる其の者を、
人集まり、刀物を手貼に持つて続節を離ち、実取り侯ヘキ。
身の内にても、取り分け、頭 能(よ)きあぢはひありと相見へて、
頸をこなたかなたへ奪ひ取り、逃げ侯ヘキ。
兎に角に、命程強面の物なし。
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餓死寸前の城兵の1人を秀吉方が狙撃した際、撃たれてもまだ息がある人間に、周りの刃物を持った他の城兵が群がって、手足をばらし、でも頭部が特に味がいいってことで1つの首を数人で奪いあってフットボール状態だったと・・・
ゾンビも生きた人間も、やっぱり頭部なんだと。。
★★★★★
全然関係ない話ですが・・
20年くらい前、1年半ほど埼玉県に長期出張していた頃にいっしょに仕事をした、歴史小説好き(かつ風俗好き)な方がおりました。
その人と歴史小説の話をしている際、柴田勝家のことを、
「権六(ごんろく)がさー、○○。」って言ってて、、、ちょっとビックリしました。
ゴンロクて・・。あんたのイトコか何かかい!(笑)
なかなか現代で、柴田勝家を仮名 (通称)で呼ぶ人も少ないなと思います。
そうかと言えば真顔で、
「いやー、イエローサブマリン(当時の西川口のソープランド)のエリザベスちゃんがいいーんだよー」などと言って(笑)、
いい味出してるなー、おっちゃん。みたいな
イエズス会画家のジョバンニ・ニコラオ画(らしい)