okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『プロミスト・ランド』 感想

こんにちは!



昨日、マット・デイモン主演『プロミスト・ランド』を観てきました。

主演のみならず脚本もマット・デイモン、監督はガス・ヴァン・サント
名作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のコンビ再びです。

物語は、アメリカの片田舎のシュールガス採掘権をめぐり、強引な大企業と衰退する田舎の小規模農家の対比を描いた社会派ドラマで、地味なテーマながらも丁寧なストーリー作りとベテラン役者の演技力が冴える、見応えある良作でした。

大手エネルギー会社 グローバル・クロスパワー・ソリューションズのやり手社員であるスティーヴと同僚のスーは、地元の農民や有力者に対して
『最期は金目(かねめ)でしょ』と言わんばかりに契約を結んでいきますが、環境汚染を危惧する反対派の老科学教師や、果てはシーシェパード張りの環境保護団体の活動家などが現れて、安く叩いて大きく儲ける思惑が思い通りに進まなくなります。

果たして、地元農民をコロッと騙してウハウハでシュールガス採掘権を得ることができるのか・・・


そもそもシェールガスって、環境に優しい次世代のクリーンエネルギー・・・
ってくらいしか知らなくて、どのような資源で、どのように使われて、どのように採掘されるか、本作を観れば勉強できるかな?
と思って観に行ったのですが、そのヘンのことは作品では殆ど語られていませんでした。

また、原発と違って、あんまり悪いイメージがなかったシェールガスの採掘が環境汚染を引き起こしているなんて知らなかったので、いったいどんなデメリットがあるんだ?
映画観たらわかるのかな?とも思いましたが、具体的なデメリットについても、それほど突っ込んでの説明はありませんでした。


・・・はい。自分で調べます。。

というか、原発問題や捕鯨問題と同じで、こういうことは自分で調べて自分で考えて自分なりに善悪を判断するしかないってことですね。


★★★★★


しかしマット・デイモンはすごいなー。

最近は 『エリジウム』 なんて
なんちゃって社会派SF映画にも出てましたが、こういった賑やかし(にぎやかし)映画で小金を貯めて、こんな、いかにも世間受けしなさそうな作品を世に出すなんて、ハリウッド俳優もなかなか捨てたもんじゃないって気がしました。
(エラそーですが・・)

久しぶりに『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』が観たくなりました。
(先日亡くなったロビ公ことロビン・ウィリアムスを偲ぶのも兼ねて・・)

あー、『アンドリューNDR114』もまた観たくなった。


最期に、シュールガスなどの天然ガスの採掘方法である、水圧破砕法(すいあつはさいほう)について。

地下の岩体に超高圧の水を注入して亀裂を生じさせる手法だそうです。
採掘用の水には結構な種類の化学物質が混入されててるようで、それによる地下水や土壌の汚染、また、大量の水使用による地域の水不足の可能性、排水の地下圧入による地震発生の危険性が指摘されてるようです。
Wikiより)

なるほどー


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