こんにちは!
本日、マシュー・ボーン監督作『キングスマン』を観てきました。
妻は見るからに嫌がっており、「もう”マン”の付く映画は観たくない」とか言い出す始末ですが、とりあえず”~マン”と付いているけどアメコミ映画ではなくスパイ物である、とだけ伝え、無理やり映画館へ。
とはいえ、予告を観てもどうも地味というか、確かに面白くなさそう。
なんせ主役はバリバリ地味な英国紳士のオッサンですからね。
いくら傑作『キック・アス』の監督だからって、今回ばかりは失敗じゃないのか・・・
同じく傑作『マトリックス』をものしたウォシャウスキー姉弟(元・兄弟)の満を持した最新作が『スピード・レーサー』で、全世界の一同コケる、みたいになりそうな感じ・・・
舞台はロンドン。
どの国家にも所属しない私設の国際諜報組織・キングスマンと、悪のIT企業社長との死闘を描くスパイアクションで、主演は『英国王のスピーチ』で、まさにキング・オブ・ジェントルマンを演じたコリン・ファース、敵役はお馴染みのサミュエル・L・ジャクソン。
原作は『キック・アス』のマーク・ミラー(マシュー・ヴォーンが共同原案)が描くコミックです。
多少の不安を抱きながらの鑑賞でしたが、杞憂でした。
スピーディーなストーリー展開がイケイケ!
「ガン=カタ」ばりのガン・アクションはキレキレ!
数々の名作のオマージュに泣き泣き!
まさに三拍子揃った、マシュー・ボーン節が炸裂する傑作です。
これぞエンターテインメント映画。
観て損はない素晴らしい作品なので、是非みなさんに観て欲しいのですが、いかんせん、広告するとなると切り取った素材が地味過ぎて、訴求力がないのが残念。
予告動画も作品のクオリティに負けてるんだよな・・・
これは、是非「バーグハンバーグバーグ」さんにプロモーションして欲しい作品です。
★★★★★
本作は「007」のオマージュ作品。
監督のマシュー・ボーンと原作のマーク・ミラーが、現代のリアル志向な「007」がイマイチ面白くない、ということも製作の原因となったそうですが、確かに、最近のダニエル・クレイグ主演の「007」は、しゃらくさい感がハンパない!
アレは、つまんね。
所詮「007」なんてフィクションで漫画映画なんだから、ヘタにリアルに撮っても、却ってバカバカしいというか、中途半端というか・・・
で、「007」以外のここ何年かの女王陛下のスパイ物映画といえば、オースティン・パワーズや、
マーベルのクソ映画である『アベンジャーズ』じゃなくて、1998年製作の古い方で、こちらもあまり印象に残らない『アベンジャーズ』とかありましたが、
古き良きロンドン・スパイ映画の決定版としては、本作『キングスマン』が最強でしょう。
やっぱスパイ映画の鉄板は、「つま先からナイフ」だ!
とにかく、本作はマジで面白いので、みなさんスクリーンに駆け付けてくださいね。
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それではー
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