こんにちは!
よせばいいのに、金沢21世紀美術館で開催されている『大ゴジラ特撮展 2015』を観てきました。
夫婦ともどもゴジラには特別な思い入れもないのですが、まぁジオラマとか着ぐるみとか見たら楽しいかな・・・なんて。
そんな軽いノリなのに1,000円の入場券はちょっと高いとは思いましたが、「まぁ縁起物だし」みたいな気持ちで。
日曜日なのでもっと混んでるかと思いましたが(その他の館内施設は観光客でいっぱい)、ゴジラ展のお客さんはそれほどでもなく、撮影OKブースではゆっくりと写真を撮ることができました。
とりあえずゴジラの前で記念写真撮っておくか、みたいなノリで。
写真もとりあえず撮ってますが、ゴジラ以外の怪獣は殆ど誰だかわからない。
なお我々の鑑賞態度もテキトー。
円谷英二特撮監督の人形を見て、「さすが、黒澤監督は黒メガネでかっこいいな」と話し合ったり、貴重らしい小道具の展示なども、1つあたり0.2秒くらいの流し見(もちろん説明書きは読まない)。
ガチなゴジラファンがこの鑑賞態度に気付いたらぶっ殺されそうなくらいの不真面目さ。
お客さんはやはり、30~40代以降の男性が多いような。
お父さんといっしょに来た男の子は、お父さんほど楽しんでなさそうな・・・
そんなこんなで、30分程度で出てきましたが・・・
しかし、この展示内容で1,000円って、高くないか? ボッてない?
ゴジラファンなら納得の値段??
いやー、「イヤなら見に行くな!」と怒られそうですが、ごもっとも。
ゴジラファンの皆様、ふざけた態度、どうもすいませんでしたっ!
思いのほか時間が余ってしまって付近をウロウロしていたら・・・
あ、大きい「ひゃくまんさん」がっ!
ジャンボひゃくまんさんと等身大ひゃくまんさんの夢のコラボ。
さすがに子供たちに大人気のひゃくまんさん。
いや、もう『まれ』は、もういいんで・・・
なーんか、ひゃくまんさんの方がゴジラより大きくて可愛いじゃないか。
★★★★★
ハリウッド版ゴジラに出演した渡辺謙の役名が、初期ゴジラ監督である本多猪四郎の名前をもじったことを知らなかった、と聞いた先輩俳優の佐野史郎が渡辺謙に、「ゴジラへのリスペクトが無さ過ぎる!」と激怒した、というニュースがありました。
佐野史郎がケン・ワタナベより年上で先輩だった!という事実のほうがビックリでしたが、そもそも「ゴジラ」って、どうして未だに評価されてるんでしょうか。
私も小学生の頃はゴジラ映画が好きでしたが、さすがに大人になったら全然興味が無くなりました。だって、子供向け映画じゃないっスか。
(・・・ガンダムも同様ですが、これは別の機会で)
それでも、世間で評判の高かった平成版ゴジラを何作か観たことがあるのですが、自分にはどうしてもジャリ映画にしか思えませんでした。
そりゃ1作目の昭和のモノクロ映画時代には、あの見事な特撮技術は、それなりに日本やハリウッドにも評価されたと思うのですが、さすがに撮影技術の進んだ平成で、
「背中のチャックと覗き穴が見えそうな着ぐるみの怪獣が、セットの中で闘って作り物の建物を壊す」
の基本フォーマットを継承した作品を作っても、どうしてもチャチな感じがします。
ウルトラマンよりも平成仮面ライダーの方が子供だけでなく幅広い層に人気があるのは、ハリウッドのマーベルヒーローの映画化と同様、等身大サイズのヒーローのほうが現代的なリアリティを持たせたドラマとして構成し易いからではないかと。
私の印象ではウルトラマンは平成ライダーほど大人のファンにはアピールできてないと思うのですが、巨大ヒーローも怪獣も、子供っぽい印象があるからでは?
ハリウッドでも巨大怪獣モノの映画があんまり製作されないのは、やはり子供っぽい設定が敬遠されるのでは?と思ってしまいます。
なお、ギレルモ・デル・トロ監督の『パシフィック・リム』は私も大好きで、ハリウッドの怪獣映画では稀有のエキサイティングな作品だと思いますが、欧米での興行収入はそれほどではなかったと聞きます。
酷評の嵐、松本人志第1回監督作品『大日本人』。
松本カントクの2作目は全くコントで、私は同カントクの作品は3作目から観る気が全くおこらないのですが、『大日本人』については、実はそれなりに好きな作品です。
怪獣映画を揶揄(やゆ)しながらも、やはりリスペクトしている作品だと思うのですが、日本の特撮映画ファンとしたら、「バカにするな!」としか思えないのかもしれない。
・・・う~ん、でも、ゴジラも怪獣映画も、昭和の時代で既にオワコンなのに、誰も気付かないフリをしてないですか?
それではー