okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

君主論あれこれ

こんにちは!



マキャベリ色々



ご存知、マキアヴェッリ著の『君主論』ですが、関連本なんかは何冊か読んだことがあったのですが、恥かしながら著作自体は読んだことありませんでした。
という歴史大作コミックを読んで、改めて『君主論』を読まねば、ということになった次第です。


チェザーレ1



『君主論』は、ニッコロ・マキアヴェッリが自身の就活のために書き上げた著作で、
「君主(リーダー)とはいかにあるべきか?」というテーマを自らの経験を元に記したものです。

そしてマキアヴェッリが理想の君主、リーダー像としたのが、『チェーザレ 破壊の創造者』の主人公であるチェーザレ・ボルジアその人であり、『チェーザレ 破壊の創造者』には、若き日のマキアヴェッリもちょこちょこ出てきます。


★★★★★ 


マキアヴェッリは、ルネサンス時代のイタリア、フィレンツェ共和国の出身の優秀な官僚でした。

当時のイタリアは統一国家ではなく、教皇領や小国に分裂し、政争、戦乱の続く波乱の時代であり、外交官として多くの君主と交渉を行ったマキアヴェッリは、当時の経験より、以下のことを痛感します。


君主たるものは、常に即断即決、時には冷酷非情と周囲に恐れられても信念を貫いて強い政治を行うことが肝要である

八方美人で優柔不断、中立を好む君主の場合、一時的には周囲から慕われても、遠からず国を滅ぼし、結果的には部下や国民を大いなる不幸に陥れる


前者の代表が、権謀術数に長けた波乱の英雄チェーザレ・ボルジアで、後者の一人は、マキアヴェッリが仕えたフィレンツェ共和国の元首で、後に失脚してマキアヴェッリ自身も政界から追放される原因となったピエロ・ソデリーニ大統領です。

職を失っただけでなく、果ては虜囚の憂き目まであうマキアヴェッリですが、のちに政権に復帰したメディチ家に就職活動するため『君主論』を書きますが、結局、本書はメディチ家の目に触れることはなかったそうです。


チェザーレ2



・・・ということで、不況時代の厳しい現代のサラリーマンの世界にも通用する本書『君主論』ですが、本書を読む前に、『君主論 ─まんがで読破─』を読んでおくことをお勧めします。

マキアヴェッリが生きた時代背景や『君主論』を書くことになった経緯などがマンガでわかりやすく書かれているので、オリジナルを読む助けになります。




ラスト



それではー



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