こんにちは!
昨日、公開初日の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(原題:Mad Max: Fury Road)を観てきました。
小学生の頃、なにかと言うと ”みゃ〜っくす!(Max)”を連発するボンクラなトモダチもおりました。
そんな伝説の作品を、30年ぶりに同シリーズの監督であるジョージ・ミラー(御年70歳)が再びメガホンを取った、ということで、やはりそれなりに期待して観にいきました。
『マッドマックス2』が、その後のあらゆる作品の基本フォーマットとなった理由として・・・
・それまでに無かった奇抜なカーデザインとキャラクターデザイン
・荒廃した世紀末が舞台で、基本的に登場人物に善悪の区別はなく独善的
・主人公はもちろん、全キャストの衣装、愛車もボロボロだが、ボロかっこいい
・主人公の愛車(インターセクター)が、物語中盤以前に廃車に
・主人公は決して善人ではなく、基本的には他人に干渉せず、虚無的
・とにかく汚い主人公だが、中盤以降にはさらにボロボロになってしかも片目に
・ヴァイオレンス作品でもありながら、どこかファンタジー風味もあり
・主人公、悪役、脇役、すべてのキャラが見事に立っている
・・・とこのように、あげれば切がないのですが、
(監督はリブート作品ではなく、あくまで新しいマッドマックスを創り上げたと話しているそうですが)
『マッドマックス2』のウェズを超える悪役キャラであって欲しかった。
その他、シャーリーズ・セロン演ずるフュリオサや、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』でビースト役だったニコラス・ホルト演ずるニュークスなど、面白いサブキャラも登場するのですが、やっぱり『マッドマックス2』ほどのキャラ立ちはなし。
ただし、全編カーアクションシーンの迫力は確かに旧作を凌ぐものがあり、
上質なカー・ヴァイオレンス映画であることは間違いありません。
これは大画面で観るべき作品で、かなりの良作です。
なお、劇場に行ってビックリしたのですが、現在公開中の『ラブライブ!』を観にきた
いわゆる”ラブライバー”の、チケット売り場だけでなく、映画関連商品のレジの行列が大変なことに!
もし『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が期待通りの超オモロー作品で、パンフレットが欲しいと思った場合、買うまでに5時間以上は行列に並ぶことになるな・・・と暗澹とした気分になりましたが、幸いなことにパンフを購入するまでには至らなかったので良かったのですが・・・
いやー、”ラブライバー” 恐るべしでした。
★★★★★
私の妻なども、さすがに旧作は観たことはあるそうですが
(とはいえ『マッドマックス2』のみ、しかもゴールデン洋画劇場で トホホ・・・)
!とんでもないことですよ。
仮にも芸能で生活する人たちがマッドマックス旧3部作を知らないで、これまで飯を食べていくことができたというのが信じられない。
日本の教育はどこで間違ってしまったのか・・・
それではー