こんにちは!
公開初日(2月27日)に『ヘイトフル・エイト』を観て来ました。
わざわざ公開初日に駆けつけたのは、タランティーノ最新作を待ち望んでいた・・・というワケではなく、たまたま映画館で本作の存在を知ったため、じゃ観てみっか的なノリ。
しかし本作の日本でのプロモーション、少なくなかったですか?
本作で8作目の監督作ってことですが、そもそもタランティーノ監督が新作映画を撮ってたことすら知りませんでした。出演者も、サミュエル・L・ジャクソン、マイケル・マドセン、ティム・ロスなど、タラ映画でもお馴染みのキャスティングながら、なんとなく地味な印象。
タランティーノ作品は大々大好きなのですが、怪作『キル・ビル』を頂点に、以降の作品は渋みは増したものの、華も話題も何となく下降気味な気がする。正直、6作目の『イングロリアス・バスターズ』からは、劇場で観てからも再び観たいと思える作品が、実は無いってのが偽らざるところです。
何となく惰性で観ることになった本作、いったい面白いのか?
★★★★★
『レザボア・ドッグス』から『イングロリアス・バスターズ』まで、タランティーノが撮った不要なフィルムに大鉈を振るってきた編集のサリー・メンケ女史を失ったせいか、167分もある本作は、やはり上映時間が長くて、なんとなく冗長なシーンが多い気がしました。
ただし、タランティーノ的悪趣味全開のクセのある作品で、長尺だったけど意外と楽しめました。・・・ただ、もう1度DVDをレンタルしてまで観たいかと言うと、それはまた現時点では微妙なところで。
で、あとからネットで知ったのですが、本作はなんと、ジョン・カーペンター監督作『遊星からの物体X』のオマージュ作だそう!
エンニオ・モリコーネ「遊星からの物体X」1982年 メインテーマ
『遊星からの物体X』を、まさかの西部劇でオマージュ作品を作るなんて、確かにタランティーノしかありえないかも・・
本作の音楽は、実に西部劇の映画音楽を担当するのは35年ぶりという、大御所エンニオ・モリコーネなんですが、今更ながら初めて知ったのですが、『遊星からの物体X』の音楽もエンニオ・モリコーネだったんだ!
やっぱタランティーノ、只者ではないと言わざるを得ない・・
それではー