こんにちは!
9月16日(金)、成田大致さん率いる「夏の魔物」のロック・フェスに行ってきました。事の発端はライブ前日の吉田豪さんのリツイート。
【拡散希望】明後日!9.16リキッドルーム『夏の魔物』青森ロックフェス東京編!
— 夏の魔物公式 2016.10.1開催! (@natsunomamono) 2016年9月14日
人間椅子、大森靖子、ベッド・イン、生ハムと焼うどん…必見「魔物バンド」登場!
チケットまだ買えます!https://t.co/Ysim1Vyrxe pic.twitter.com/HDpocumoq4
お、ベッド・インと吉田豪やオーケン、それに最近、豪さん推しの生ハムと焼うどんも出るなら行ってみたい・・・ただ、その他の出演者は、まったく知らない、もちろん夏の魔物も。こんな軽い感じで行ったのですが、これがとんでもないことでした。
場所は恵比寿のリキッドルーム。
リキッドルーム、初めて訪れましたが、なかなか大きい箱。新宿LOFTみたいに狭くて後に行くほど見にくいライブハウスと違って、横に広くて観やすくて、なかなかいい感じ。
さて一番手は夏の魔物の派生ユニット「クロユリ from 夏の魔物」。
我々の前にスーツを着た30代前後のリーマンがいて、なにやら首や手をコキコキッと回し準備運動らしきことをしている。
いかにも不審な動きで不安でしたが、クロユリが登場するや、神が降りたシャーマンのごとく踊り狂いやがった!いや、彼の熱狂がわかるほど彼女たちのステージは圧巻で、とってもかっこ良かった!
お次はお待ちかね「生ハムと焼うどん」。
・・・もう、クリビツテンギョーでした。
現役JKとは思えないほど、パフォーマンスが高いクオリティ。
この演出を本人たちだけで考えてるなんて、とても思えない。信じられない。
ステージ途中、東さん(生うどん担当)がステージから降りてきて、客席中央に突進してきました。そのとき、彼女の手が私の手に少し触れたのですが、率直な感想は「JKの肌に触れてる嬉しい」ではなく「やばい生き物に触れてるヤバイ!」でした。
それくらい凄みがある2人。彼女たちは遠からず天下を取るのではないか。
続いては・・・出た!
初めて生で観る「ベッド・イン」。
そもそもベッド・インのワンマンをずーっと観たかったのですが、今まで機会がありませんでした。今回このフェスに来たのはひとえに彼女たちのパフォーマンスを観たかったから。
そして始めてのベッド・イン。
想像通りパワフルなパフォームで、ほんとにサンクスモニカ!な感じでした。
もちろん、岩下食品の岩下社長が苦笑しながらも商品化OKしたという「岩下の新生姜ペンライト」を持ってきてる愛すべきバカも多し。ほのぼのとした気分になれました。
続いてオーケンと吉田豪さんのトークショー。
途中から生うどんも参加して、オーケンが「オレのことをオーケンって呼んで」と頼んだにも関わらず「いや、ケンジがいい。ケンジ、ケンジ!」と大御所を犬のように雑にあしらう彼女たちの天然なのか計算なのかちょっと判断できないリアクションが会場を沸かせました。
次のパフォーマーは「大森靖子」。ん?誰それ?
桑田靖子かな?
・・・大森靖子さん、これがまたキッツいエキセントリックで素敵なアーティストで、往年の戸川純を彷彿とさせるような、いい感じのシンガーでした。
・・・かっこよかった。
つか今回のフェス、凄すぎ?
再度、オーケン&吉田豪、そしてベッド・インを交えてのトークショー。
さすが大人のベッド・イン。生うどんとはうって変わっての空気を巧みに読んだ処世なリアクション。
そしてついにきた。
今回のイベントで一番驚いたのが、「人間椅子」。
名前は知ってても楽曲を聴いたのは初めてだったので、かなりインパクトありました。
そもそもギターの和嶋さん、最初に出てきたときはてっきり志村けんだと思い、続いてベースの鈴木さんが出てきたときは、成田三樹夫が墓場から化けて出てきたのかと思いました。
とてつもないハードロック・ヘヴィメタルで、こんな大御所の本格的な音が堪能できただけでもこのフェス元取れた、と思いました。
ラストは、今回が10周年にして初アルバムをリリースしたという「夏の魔物」。
ただ彼らの楽曲、確かに斬新ではあるのですが、どこか既視感を感じてしまいました。
そもそも彼らをみるのは初めてなので、古参ファンのウザさが目に付いて、イマイチ乗り切れなかったということもあり。
成田大致さんのMCも、情熱的ではあるんだろうけど長すぎるし。
とにかくそれまでの出演者が一様に濃いメンバーだったので、よけいに夏の魔物には真新しさを感じれなかったというのが正直なところ。
そして極めつけが、彼らのイベントではお約束としてプロレスショーがあり、メンバーのアントーニオ本多さんが謎の覆面レスラーと乱闘するというシチュエーション。
ローリーさんまで登場してそれなりに盛り上がった演出ではあったのですが、嫌な予感。
案の定、客席に降りてきて、遠くでやってくれればいいものを最終的には我々の間近で乱闘を始めるという流れになってしまい、我々夫婦が死守していた、体を寄りかからせることができるスタンド・バーを、プロレス乱闘のどさくさで、どこかのオタクファンに取られてしまったのでした。。
四十路、もう2年も待たずに50歳になろうかという私にとって、体を預けられるスタンド・バーがないと、4時間強のオールスタンディングは地獄。
かたや、ちゃっかり我々夫婦の場所を占拠したオタクなコアファンは、バーに寄りかかりながら夏の魔物パフォーマンスに酔いしれ、踊り狂っているという理不尽。
お前、そんなに踊るほど夏の魔物が好きなら、バーになんか寄りかかってないでもっと前に行って踊ってこいよ! と。
(いやそもそも、ジジィがオールスタンディングのフェスなんか行くな!って話なんですが・・・)
いくら成田クンが好青年だとは言え、そこから私のフェス熱はみるみる冷めてしまい、帰りの西川口の串カツ田中では、いかに夏の魔物はイケてなかったかという勝手な個人的な感想を、言い訳のように妻にとうとうと語っていたのでした。
★★★★★
いやーしかし、楽しいフェスであることは間違いなかったし、あれだけのメンバーを集結させることができる成田大致という人は、やはり凄いキャラクターなんだなと、一晩たって思いなおしました。しかも10年間も大御所アーティストを呼べるフェイスを開催できるなんて、よほど魅力的な人なんでしょう。
・・・夏の魔物。
今回は曲はおろか名前すら知らずにライブを観てしまったのですが、おそらくワンマンで観たらそれなりに楽しめたんだと思います。
これから注目していきたいアーティストになりました。
それではー
魔物、BOM-BA-YE ~魂ノ覚醒編~/バイバイトレイン(夏の魔物 Ver.)
- アーティスト: 夏の魔物
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2016/06/22
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
東京妄想フォーエバーヤング/ダーリン no cry!!!(イラスト Ver.)
- アーティスト: 夏の魔物
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2016/01/20
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (2件) を見る
東京妄想フォーエバーヤング/ダーリン no cry!!!(夏の魔物 Ver.)
- アーティスト: 夏の魔物
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2016/01/20
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
恋愛至上主義サマーエブリデイ/どきめきライブ・ラリ(イラストジャケット Ver)
- アーティスト: 夏の魔物
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2015/08/26
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
ワケあり DANCE たてついて / POISON~プワゾン~
- アーティスト: ベッド・イン
- 出版社/メーカー: スウィートスポット
- 発売日: 2014/03/26
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る