マーベル・スタジオが製作するマーベルコミックスのヒーロー映画作品群である「マーベル・シネマティック・ユニバース」。
当初の『アイアンマン』(1作目)や『インクレディブル・ハルク』は名作だったけど最近はさすがに食傷気味。
それでも『スパイダーマン ホームカミング』はそれなりに楽しめたけど。
そして対抗するDCコミックスのヒーロー映画作品群「DCエクステンデッド・ユニバース」、『マン・オブ・スティール』から始まり現時点ではまだ3作品しかないが、これがことごとくつまらない。
センスが無さ過ぎるというか、さすがにマーベルは一日の長があるというか、DCは人間ドラマが薄くてマンガ映画の域を出ていない。
「DCエクステンデッド・ユニバース」の2作目である『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、まぁやたら長くて子供だましのような作品だったけど唯一よかったのが、2004年度のミス・イスラエルだったというガル・ガドット演じるワンダーウーマンのビジュアル。
ビジュアルのみ。
で「DCエクステンデッド・ユニバース」の4作目となる『ワンダーウーマン』、実は結構期待していて、時代が第一次大戦中で敵がドイツ軍だということで、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』みたいなクラシックながらも迫力ある戦時中アクションを堪能できるのかと思ってたけど、作品自体は、やはり既視感アリアリというか、敵もナチスではないが同じドイツ軍なので、どうしても『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』と被りすぎで。
でワンダーウーマンはアマゾネス族のプリンセスで、ゼウスの娘・・・ようするに神様。
マーベルのソーと同様、主役が神様って設定だけでもうウンザリする。だって神様は負けないでしょ?
ハッキリ言って現代では通用しない古臭い設定。
そこはしょうがなくて、そもそもが1941年に初登場したクラシック作品なんだから、コスチュームだけじゃなくて演出も相当斬新にしないと現代では陳腐な実写化にしかならず、同じく1941年に初登場したキャプテン・アメリカの実写映画である『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は、そこらへんをうまく現代的で共感できるストーリーにアレンジした良作だったと思う。
結局、2011年公開の『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』を、2017年公開の『ワンダーウーマン』は超えられなかったという印象。DCちょろ杉。
しかし「DCエクステンデッド・ユニバース」が唯一「マーベル・シネマティック・ユニバース」に勝ってるとこがあって、それは女性キャラのビジュアルだけが素晴らしいってこと。
クソ映画だった『スーサイド・スクワッド』のヒロイン?であるハーレイ・クインのビジュアルもそれは見事なモノで、DCがマーベルに対抗できるのは女性キャラのビジュアルのみ!という。
結論。 ・・・だ、か、ら、神様はダメなんだって。
ドリフ 神様コント 雨をふらせてくださいなっ!なんだってぇ?
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