無人島で一人っきり。孤独に耐え切れず、さあ、これから自殺しようって男のもとに、一人の男の死体が流れ着いてきた。しかもその死体がスイス・アーミーナイフ(日本でいう十徳ナイフ)みないにいろんな機能を持つスーパー死体。
そんな素敵な死体を使ってなんとか無人島を脱出する男を描いた、ちょっとシュールでブラックなサバイバル映画!
・・・だと思って期待して観に行ったら、なんか、親に「コレジャナイロボ」買ってきて!と頼んだら、コレじゃないにもほどがあるほどコレじゃない「スーパー・ハイパーメディア・コレジャナイロボ」を買ってこられた感覚に近いだろうか。
「観たかったのはこれじゃなーい!!」
予告編を観てちょっと心配だったのだが、腐敗ガスを利用して死体をジェットスキーにしたり、死後硬直した体を使って手斧の代用にしたりなどはいいとして、なんか会話までしてるので、さすがに死体が喋るのってリアリティが無さ過ぎない?って思ったんだけど、・・・ラストまではっきりしなかったけど、どうも死体が話すのは主人公の妄想のようで・・
孤独で精神状態がおかしくなったら死体にも親近感を持ってしまうのはしょうがないかもしれないが、(妄想と思われる)死体と会話するシーンが全編の8割くらいあり、その厨ニ病っぽい妄想がイマイチ面白くない。
またストーリーの起伏も少ないので、正直後半は、途中で帰りたくなった。てか、あまりのつまらなさに舌打してしまった。
そう。この映画、面白くないです。
唯一良かったのは、死体役のダニエル・ラドクリフ。
彼の死体役と、ラストだけが良かった映画。
自慢じゃないが1作も観たことないけど、ハリー・ポッター・シリーズが有名な俳優さんなんだよね。
・・で、なんだっけ?ハリー・ポッターの映画のタイトル?
えーと、『ハリー・ポッターとおかみさん、時間ですよ!』だっけ?