前夜のアニキ(吉川晃司)のライブの余韻が冷めやらぬなか、やってきました新宿バルト9!
劇場内には巨大なマジンガーZの胸像が!
マジンガー好きなオッサンも感涙にむせぶ、バルト9のこの粋な演出。
小学生の頃にリアルタイムでアニメを観ながら、超合金やジャンボマシンダーなどのマジンガー玩具で遊んでた世代ではあるけど、さすがに今となってはマジンガーには興味はない。
永井豪先生の作品であれば、原作が大人向けのデビルマンやゲッターロボ、キューティーハニーなどは今でも新たなコンテンツを観てみたいと思うが、アニメ放映版、原作版共々子供向けでエログロ要素がないマジンガーZの劇場版を上映すると言われても、正直あまり響かなかった。
しかし、アニキのエンディングテーマが切ないこの予告編を観たら、おーー!マジンガー!懐かしい!かっこいいー! となってしまった。
装甲部分が分割された武骨でスタイリッシュな新マジンガーのデザイン。
クラシックさを若干残しつつも現代的な作画表現となったキャラクター達。
ボスボロットや機械獣など、昭和テイストが懐かしいメカデザイン。
ということで、予告編だけで勝手に期待値が上がってしまった『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』の感想ですよ!
・・・で観た感想。正直イマイチ。
現代の作品として捉えたら、ストーリーが面白くない、というか、ありきたりというか、「東映まんがまつり」レベルのクオリティだと言ったら言い過ぎだろうか。
ウルトラマンや仮面ライダーと違って、今の子供たちはマジンガーZなんて知らないだろうから、本作のターゲットは基本、幼い頃にマジンガーZのファンだった「大きいおともだち」だと思われる。
確かに、リニューアルされたマジンガーがスピーディーかつ豪快に大量の機械獣を倒していくシーンはかっこいいし、大きいおともだちも魅了されるところではあるが、さすがにこんな子供っぽい脚本では訴求力に欠けるのではないだろうか。
本作品の架空のエネルギーである「光子力」を、現代の原子力問題とからめて描こうとしているが、掘り下げが浅いので社会性は感じられない。
また所々で挟まれる、アフロダイAのおっぱいミサイルに代表されるような永井豪的お色気ギャグシーンも、取って付けた感な演出でイマイチ効果が伝わらない。
なお、こういった永井豪先生原作の二次コンテンツでは、かならず先生がいっちょ噛みでコメントするのが恒例。
「〇〇監督には特に私(原作者)から注文はしていなかったが、〇〇監督の感性でとても素晴らしい作品に仕上げてもらった!エキサイティングな作品です!」
・・・と言われて出来上がった作品がどれもイマイチであるというジンクス、今回も発動しました。
典型的な「予告編だけは抜群に面白い」作品で、これはアニキのエンディングテーマに完全に負けてるなぁ。
ラストシーン、数々の死闘でボロボロにされたマジンガーが最後の力を振り絞り、兜甲児は自らの命を犠牲にして強敵を倒す、そんな悲しいシーンのバックにアニキの『The Last Letter』が流れる、全観客号泣!
そういうシチュエーションの映画だとばっかり思ってたのに!
そういえばアニキがライブのMCで、「実はまだ完成した映画を観てないんだけど、ライブが終わったら自費でゆっくり劇場で鑑賞するのが楽しみだ」と仰っていらしたが、
・・・いやー、レンタルでいいんじゃないかなー。
良かったのはアニキのエンディングテーマだけの映画だったから。。
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