昨日鑑賞した『バーフバリ 王の凱旋』の余韻冷め切らぬ本日、『バーフバリ 王の凱旋』を鑑賞。場所は新宿ピカデリー。
いやぁ、初めて訪れた映画館なんだけど、いいですねーココ。キレイだし大きいし。
そんで劇場内は満員御礼、客層としては若い女性が多かった印象。すごいバズってる。
ただ率直に申し上げると、そこまで大騒ぎするほどの映画かな?と思ったのが第1部、第2部を通して鑑賞した結果の印象。
やっぱりどう考えても、2部作は長すぎでしょ。
作品を前編・後編の2部作に分割させて成功した作品って、何度も言うけど『キル・ビル』くらいだし(でも例の騒動で、タランティーノの作品はもう2度と観る気はないけどね)。
しかも回想シーンが本編の半分以上の尺を使うのって、いくらインドの叙事詩『マハーバーラタ』や『ラーマーヤナ』からの伝統だとか言われても、さすがに現代では辛い。
主人公と父親の役者が同じ人だから、いったいどっちに感情移入すればいいのかわからないじゃないか。
無駄なシーンもいっぱいあるし、屋外が猛暑だから、クーラーの効いた映画館に長時間でも籠りたいインド人向けに尺を長くしたい気持ちはわかるけど、日本人にはムリがあるぞ。
確かに突込みどころは多いけど壮大な王族物語。
アクションシーンはVFXとスローモーションを多用した三国無双で天晴な出来。
観てて退屈な映画じゃないのは間違いないんだけど、でもこの驚き、既に体験済みだから、オレ。
そう、ムトゥで。
バーフバリでテンション上がるのはいいけど、あんた達若い世代の人、ムトゥを観たのか?と問いたい。
コテコテ × 36乗くらいの予定調和なストーリーと、歌舞伎なんか目じゃないほどの外連味、これ全部、ムトゥで既にやってっから。
まずはムトゥを観てから。話はそれからだっ!
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