マーベル・ヒーロー作品としては、久しぶりに楽しめた作品だった。
テンポもよくアクションも切れがあってスタイリッシュ、なによりアフリカンのキャストがカッコ良すぎる!原色がキレイ!
特にオコエがかっこイイです!
オコエ!オコエ!
ワカンダ王国の若き国王、ブラックパンサーことティ・チャラ。
ワカンダ王国はアフリカの発展途上国を装いながら、実は世界で一番のハイテク都市で、ティ・チャラのチャーミングな妹は、トニー・スターク張りの超サイエンティストというあまりにも出木杉君な設定。
それでも楽しめたのは、やはり脚本が秀逸だったのと、流行りのアフリカンが舞台だったことかな。
トランプが茶番というのもおこがましいくらい、とてつもないバカっぷりで国内どころか、世界中の民族同士の分断を拡大させているなか、ブラックパンサーは、世界中の人間はすべて兄弟であり、人種間の争いを起こさないために死力を尽くし、ワカンダが持つ科学技術を公開すると言い放つ。その直球ぶりに、やはり感動してしまった。
ブラックパンサーの母親を演じるアンジェラ・バセットは、かつてスパイク・リー監督の『マルコムX』で、マルコムの妻・ベティ・シャバズを演じた女優さんだというのも感慨深い。ブラックパワー!
んで、アフロ・アフリカン対アフリカン・アメリカンの闘い、というテーマにも説得力があって良かったんだけど、まぁしかし、今どきの映画なので、やっぱりどこかで観たシーンが多かったのも事実。
まず「王国モノ」って観点でいうと、やはり先日観た『バーフバリ』シリーズをイヤでも思い出す。
「王を称えよ!」って煽りには、やっぱ「ブラックパンサー!」より「バーフバリ!」って叫んでしまいたくなるよね。
そして超ハイテクなスーツやウエポンの製造シーンなどは『アイアンマン』の1作目だし。
そしてラストバトル、ブラックパンサーと宿敵キルモンガーとの一騎打ちは、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のジェダイ子弟とダース・モールとのラストバトルを再現している感じ。
良作だったけど、もうひとつ突出したオリジナリティも欲しかったところ。
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