銀座一丁目駅に朝10時までに到着するには自宅を9時前には出なくてはいけない。
自宅を朝9時に出るとなると、7時前には起きなければいけない。せめて日曜日の朝はゆっくり寝ていたいのに、これはめんどくさい。
なぜ日曜日の朝10時に銀座一丁目駅に行かなければいけないのか?
それは、5月26日から6月10日まで、銀座はスパンアートギャラリーで開催されている、諸星大二郎先生の原画展『諸星大二郎 原画展』に行くため。
で、原画展の開始は朝11時からなのに、なぜ10時に到着する必要があるのか?
・・・それは、6月3日(日)からギャラリーで販売予定の、限定100冊の諸星先生の直筆サイン入りの画集『不熟 1970〜2012 諸星大二郎・画集 Morohoshi Daijiro ARTWORK』を購入する整理券の配布が朝の10時からだから!
諸星大二郎 原画展 『文藝別冊 諸星大二郎 大増補新版』(河出書房新社)出版記念
前夜は話題のドラマ『おっさんずラブ』最終回の日で、お酒飲みながら遅くまで視聴していたので、早起きは当然しんどかったし、妻も当然のごとく不機嫌だ。
不満げな妻をなだめて家を出たのが9時ちょっと過ぎで、現地に着いたのは10時過ぎていたが、ギャラリー前の行列はせいぜい30人程度だったので一安心だった。
しかし並んでいる人たちは見事に(オレも含めて)おっさんばかり。しかし、おっさんと言っても吉田鋼太郎みたいなダンディなおっさんではなく、いかにも「朝っぱらから諸星先生のサイン本欲しさに行列をつくような」おっさんばかりだ(オレも含めて)。
このオッサンばかりの「おっさんず行列」に並びながら、なんとなくツイッターをチェックしたら・・・
な、な、なんと!整理券の配布は、既に9時過ぎには完了したとのこと!マジかーー!
8時過ぎには既に結構な行列が出来ていたらしく、予定よりも早めに配布を開始したらしい。そんな殺生な!
じゃこの「おっさんず行列」はいったい何?何?何?
店員さんに聞いてみたら、無事に整理券をゲットした人を少数のみ店内に誘導するための行列で、整理券を持ってない人が並んでてても無意味だ、とのこと。トホホ・・・
ギャラリー内は狭いので、サイン入り画集を購入できる権利を持っている4、5名程度の人を店内に誘導するための行列であり、整理券をゲットできなかった無能なオッサンは並んじゃいけない行列だったのだ!
つーことで、「おっさんず行列」からはスゴスゴと離脱。妻からは、「10時に配布開始なのにノコノコと10時過ぎに着いて整理券もらおうなんて見積が甘いわ!」って言われたけど、そもそも9時に自宅を出るのもブーブー言ってたくせに!
既にサイン本を購入してドヤ顔で帰っていくオッサンを恨めしそうに横目で見送りながら、11時の展示開始まで30分以上ボーッと突っ立って待ってた。
やっとギャラリー内に入れたものの、中は狭いうえに、物販購入のお客さんで混んでて、落ち着いて鑑賞できる環境じゃなかったなー。
これなら、お昼過ぎにゆっくり来た方が、物販購入客も落ち着いてゆっくり鑑賞できたかもしれない・・・
なお本個展は、ムック本『文藝別冊[総特集]諸星大二郎 <大増補新版> 怪を語り、快を生み出す』の販売を記念して開催されたもの。なのでとりあえずこのムック本と、お目当てだった「オオナムチ」Tシャツを購入。
ムック本については、西遊妖猿伝のポストカードがオマケに付いてたのでちょっとうれしい。
ツイッター情報では、Tシャツなどの物販品は品薄状態とのことだったけど、結構在庫が豊富な気がした。
いやそれにしても、身近には『ワンピース』や『進撃の巨人』は知ってても、諸星大二郎なんて存在すら知らなそうな人しかいないし、さすがに手塚治虫先生や藤子不二雄先生ほどメジャーじゃないので、限定100冊だったら何とか入手可能かと思ってたけど、マジで甘かった。大東京を舐めすぎていた!
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