とにかくクソ暑いここ数日。
まさに「出かけるのを止めなさい」くらいな酷暑のなか、わざわざ上野不忍池までやって来たのは、アーティストであり古物商であり、その他、様々な活動をされているマンタム(田村 秋彦)氏が率いるアウトローブラザーズの骨董市に訪れるため。
先月、初台にある「画廊/珈琲 Zaroff」で初めてお会いしたマンタムさんに魅了され、著作である『がらくた から たから』を拝読したのだが、ひょんなことから古道具屋という職業に就くことになり、まったく門外漢ながら数々の苦労と経験を経て骨董市の役員にまでなられた、その体験談とノウハウを綴られた本で、なかなか濃いエピソードも多く、非常に楽しく面白く読ませて頂いた。
がらくた から たから: 古道具屋――新たなネウチを生む仕事
- 作者: マンタム
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2012/12/15
- メディア: 単行本
- クリック: 8回
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そんなマンタムさんが役員を務めている上野青空骨董市が7/15~8/13まで開催されているということで、著作にサインを頂きに行くがてら、マンタムさんのお店を覗いてみることにした。
骨董市なんて今まで一度も訪れたこともなく、正直言って古臭いだけでそれほど興味を引くモノなんて無いと思っていたんだけど、マンタムさんのお店以外にも面白いお店ばかりだったので、思いのほか楽しめてしまった。
全国どこも判で押したように同じフォーマットのショッピングモール、ホームセンター、大手雑貨屋さんには絶対に置かれていない、珍しい品物が雑多に並んでいて、なるほどこういうことか・・・と思った。
そしてマンタムさんのお店。
とにかく雑然と様々な商品が置かれていて一見ガラクタの山に見えるけど、どこから見ても、どこを切り取っても、これはアートだろう・・・
マンタムさんによると、マンタムさん自身のアート作品の展示も行う予定だけど、まだ搬入してなくて8月に入ったら展示するとのことだったが、自分的にはこの空間が既にアートだと感じた。
前回同様、マンタムさんが親切に色々とお話して下さったのと、お店の商品が面白すぎてキャッキャ、キャッキャと興奮してしまったが、どうやら妻は、あまりの暑さにちょっとヤラれてしまったことに気付かなかった。
・・つか、この猛暑のなか、クーラーはおろか扇風機すらない場所で、8月13日まで1か月近くも続くイベントを続けるなんて、マンタムさんどれだけタフなんだろう・・
毎年、出展者の誰かが1人は救急車で運ばれて行くそうだ。。
もう、体力も精神力も人間力もマンタムさんには太刀打ち出来ないな、と思いつつ会場を後に。
サインを頂きました!
そしてお土産も購入。
このお面、夜中に目が合ったら怖いだろうな・・・
めっちゃ暑かったけど、初めての経験でスゴく楽しかった。
上野公園不忍池弁天堂に、異世界。
がらくた から たから: 古道具屋――新たなネウチを生む仕事
- 作者: マンタム
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2012/12/15
- メディア: 単行本
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