okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

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根本敬の映像夜間中学 渋谷アップリンク #根本敬 #まんしゅうきつこ

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渋谷アップリンクで、なんと18年間も開催されているとう、特殊漫画家である根本敬先生の映像夜間中学。
こんなイベントが長年、毎月開催されていたとは、今の今まで全く知らなかった。

たまたまアップリンクのサイトをチェックしてたら気付いて、なんと、まんしゅうきつこ先生がゲストだということで即、予約。

 

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毎月最終金曜日の20時開演という遅めのスタート。

 

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イベント内容は、机の上にうずたかく積まれたVHSビデオから根本先生がセレクトした、ユルいながらも業の深い特殊映像を見ながら、先生のユルいトークを楽しむというもの。

最初の2本は、いい感じなオヤジのホモビデオと、昭和時代のプライベートな披露宴ビデオから。

 

根本先生の漫画作品はおろか、ガロさえ読んだことがない妻には、さっぱり状況が掴めなかったことだろう。
ふと隣の妻を見たらぐっすりとお休みになっていたが、まぁしょうがない。
根本先生のトークも内容は独特だし、事情を知っている人間であればでもちろん面白いのだが、まぁまぁグタグタな感じなので、知らない人からすると「なんだこのジジィ、ワケわからないことグダグダ話しやがって・・」ってなるのは当然だろう。

 

そうこうするうちに根本先生が、「ではそろそろ、まんしゅうきつこさんをお呼びしましょう」と言うと、な、なんと!妻の隣の席から、まんしゅう先生がやおら立ち上がってステージまで歩いて行かれたのでクリビツテンギョー!
「おい!まんしゅう先生がお隣にいたんだぞ!」と慌てて寝ていた妻を起こしてしまったが、そもそも妻は、まんしゅう先生の作品など読んだこともないから、まぁ大きなお世話だったろう。
・・それにしてもまんしゅう先生、そんなお近くにいらしたのかよ!

 

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まんしゅう先生はイベント開始後、暗くなってからシートに座られたんだけど、まんしゅう先生のシートのドリンクホルダーがどちらも埋まっていて、持っていたドリンクを入れられずにオロオロされてて、内心、「開演後にのんびりやって来るからそんな目にあうんだよ!このマヌケが!」と思ってしまったんだが、まさかその人がまんしゅう先生だとは!まんしゅう先生ごめんなさい!(けっこう仮面風に)

 

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あと、まんしゅう先生がステージに上がられてから、なんとイベントも中盤を過ぎた頃にやってきた女性の観客が、まんしゅう先生の席に間違って座った。「ゴラァ!そこはまんしゅう先生のシートだぞ!勝手に座んなや!」と内心毒づいていたんだけど、ようやく本来の自分の席に移動したと思ったら、さらに遅れて入ってきた女性がまたも、まんしゅう先生のシートに座りやがった。前の列の席が空いていたので、たぶん間違えて座ったんだろうけど、「こらブス!まんしゅう先生のシートに間違って座んなや!」となってしまって、すっかり「死せる孔明、生ける仲達を走らす」みたいに、既にシートにいないまんしゅう先生に翻弄されてしまったわ!

 

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で、お二人のトークなんだけど、そもそもまんしゅう先生もそれほどトーク慣れされていないだろうし、根本先生もちょっとお話が冗長な感じなので、そこそこぎこちない絡みが延々と続いてしまって、まぁお二人をそんなに知らない人間にとっては少々苦痛なひと時ではあったと思う。

根本先生がちょっと長めのお話をされたあと、まんしゅう先生に向かって「さて。」とか「~なんですよ。」と振りを投げても、まんしゅう先生「シーン・・・」となっているので、なかなかトークが転がらないのだけど、でも、ソレがいいんだよ! でもやるんだよ!

 

しかし、お二人のトーク内容は本当に面白くて、特に『ガロ』にまつわるお話は印象的だった。
まんしゅう先生はかつて、ガロに投稿したけどついに採用されなかったことが漫画家としてのコンプレックスだと語ったが、根本先生は、ガロの漫画家は、ガロが無かったら他に生き場がないようなどうしようもない人ばっかりで、長井さんにお情けで採用された人ばっかりだった、というお話をされてて、それはそれで納得感あるな、と思ってしまった。

そして根本先生が、青林堂の創業者であり、ガロの初代編集長である故・長井勝一社長の思い出話を語っていたのも楽しかった。
根本先生は「幻の名盤解放同盟」メンバーでもあるが、昔あることから、ホンモノの解放同盟の方々にお叱りを受けたことがあったという。その際、当時の根本さん担当の編集者の方と長井社長と3人で平謝りに謝罪して、しかもガロも回収になり、長井社長が回収されたガロを自らの手で廃棄されていたという。(業者に廃棄させると金がかかるから)
それでも一切、長井社長は根本先生を責めることがなかったというこの逸話、本当に涙モノな話だ。

 

あと後半の映像では、かつての根本先生の著書『人生解毒波止場』などでお馴染みの川西杏(チョン・ソヘン)さんのご自宅に根本先生が内緒で伺うというややこしいビデオもあって、やはり面白かった。

 

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初めて拝見したまんしゅう先生はお美しく、根本先生はイメージ通りの人だった。
このイベント、今後も機会があれば行きたいなと思う。(妻には、これからは一人で行って欲しいと言われたけど)

 

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渋谷アップリンクでは毎年、原一男監督の特集を組みながら、既に18年も根本敬先生のイベントも継続している。
一般的には対極な作品のような印象だが、『ゆきゆきて、神軍』と『神様の愛い奴』は、素材は奥崎謙三だが方向性は対極のようで、やはり真逆な作品ではない気がする。
実は『神様の愛い奴』、やはり怖くて未だに観てないんだけど、そろそろ腹を括って観ないといけないかな。(オリジナル版を観るのは困難らしいけど)

 

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あ、そういえば、クラウドファンディングで「幻の名盤解放同盟のディープ・コリア再訪の旅」に出資してるんだけど、今年8月にお届け予定だった「現代版ディープ・コリアの旅」、いつ届くの?根本先生!

 

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