okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『遊星からの物体X <デジタル・リマスター版>』 感想

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ちょっと前に『ゼイリブ』のHDリマスター版のリバイバル上映を観たばっかりだが、続けざまに『遊星からの物体X』のデジタル・リマスター版が公開されるとは。
なんか今年はジョン・カーペンターづいてるな。

 

この作品はとにかく面白くて、タランティーノが本作のオマージュとして『ヘイトフル・エイト』という西部劇を作ったほど。

 

まぁしかし、何と言っても本作で一番の見どころは、リック・ベイカーの弟子であるロブ・ボッティンの特殊メイクの凄まじさだろう。
もちろんグロテスクではあるんだけど、その造形美はもはやアートの域に達している。
これほどリアルでおぞましいクリーチャー・デザインは今まで観たことがなくて、公開当時(1982年)に劇場で観て、文字通り度肝を抜かれてしまった。

もちろん本作のBlu-rayも所有しているが、やはりデジタル・リマスターされて、よりクリアに表現されているだろう作品を劇場で観たい!

 

ということで劇場での鑑賞だったが、、アレ?

 

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思ったより楽しめなかった。なんで?

 

まずリマスターで解像度が高まった映像をスクリーンで観ると、さすがに現代ではロブ・ボッティンの特殊メイクも、どうしても作り物めいて見えてしまった。
あ、首が伸びるシーン、ゴムが伸びてるだけだ・・みたいな

『ゼイリブ』の場合は特殊メイクを活かした映像が殆どない作品だったので、リマスター版は純粋にキレイな映像を楽しめたってのがあるけど。

あと、過去に何度も観ているのに今更なんだが、やはり古い映画なので突込み所は多い。
エイリアン = 物体X = The Thing だが、犬や人間の姿になりすましたままの方が人知れず他の人間を襲いやすいのに、ちょっと見つかりそうになるとすぐ異形のモンスターに変身して、じゃ変身したら強くなるのかというとそうでもなく、ノロノロしてたら速攻、火炎放射器で燃やされるって、宇宙人なのにどんだけ頭悪いんだ?UFOまで作れるのに。

 

いや、まぁ面白い作品ではあるんですよ。

 

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遊星からの物体X (字幕版)

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ヘイトフル・エイト [Blu-ray]

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