okurejeの日記

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『X-MEN: ダーク・フェニックス』 感想

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2000年に1作目が公開されてから早19年。
その間、シリーズとして6作品、スピンオフの5作品を含めると通算11作品にもなる『X-メン』シリーズ。

・・というか、だいぶカラーが違うけど『デッドプール』もスピンオフになるんだな・・

 

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1 『X-メン』(2000年)
2 『X-MEN2』(2003年)
3 『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006年)
4 『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009年) *S
5 『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011年)
6 『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013年) *S
7 『X-MEN: フューチャー&パスト』 (2014年)
8 『デッドプール』 (2016年) *S
9 『X-MEN: アポカリプス』 (2016年)
10 『LOGAN/ローガン』 (2017年) *S
11 『デッドプール2』 (2018年) *S
12 『X-MEN: ダーク・フェニックス』 (2019年)

  ※「S」はスピンオフ作品
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「X-MEN」シリーズの魅力は、超能力などの特殊能力を持つだけでなく、外見も人間離れしたキャラクターも多く、一般人から異形者として忌避されるミュータント達の悲哀を描いている。差別されるマイノリティが主人公であるという社会性の濃いテーマがベースになっている点が、広く大人からも支持される理由であると思う。
なお、人類との共生を目指すプロフェッサーXはマーティン・ルーサー・キング・ジュニアに、人類を敵とみなすマグニートはマルコムXの暗喩でもあるそうだ。

 

ゲイであることを公表している、自身がマイノリティでもあるといえるブライアン・シンガー監督作である第1作目と第2作目は、上記のテーマが色濃い作品で見応えがあったが、別監督になった第3作目はとたんにクオリティが落ちてしまった。
しかし、若き日のプロフェッサーXとマグニートを描いた『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』は素晴らしい作品で、さすが、あの名作『キック・オフ』のマシュー・ボーン監督だけのことはあった。
・・だが、この作品で止めておけばいいものを、欲を出して製作された続編『X-MEN: フューチャー&パスト』は、VFXこそ派手になったがストーリーに軸がないどっちらけな凡作だったので、さらに続編である『X-MEN: アポカリプス』は、結局観ていない。

それなのになぜ、シリーズ最新作である本作『X-MEN: ダーク・フェニックス』を観に来たかというと、・・ヒマだったから。
まぁあとは、『女神の見えざる手』でめっちゃ好演したジェシカ・チャステインが出演しているので、もしかしたらマトモな作品かも、と思ってしまったこともある。

 

 

で本作を観た感想。


とにかくミュータント達のバトルシーンは凄まじくて、特にマイケル・ファスベンダー演ずる若きマグニートの磁力を扱うアクションは圧巻だし、他のミュータントのアクションも、とにかくスピーディーで、とにかくカッコいい。
また、新生ジーン・グレイを演ずるソフィー・ターナーは、旧作のファムケ・ヤンセンよりも凄みがあって、現代的なジーン・グレイを見せてくれた。
・・しかし脚本がイマイチで、最終的にストーリーにのめり込むことが出来なかった。

 

まず、ジェシカ・チャステイン演ずる今回の強敵が「宇宙人」であるのにズッコケてしまった。・・いや、未読だが原作コミック『ダーク・フェニックス・サーガ』にも宇宙人が出るらしいから原作通りと言われたらそれまでなんだけど、せっかくリアルなアメコミ作品の実写化作品で、これまでは宇宙人なんて出てなかったのに、ここにきて、やれ「敵は宇宙人だ」って言われても、「あ・・そうなの・・」という感想しか出てこない。しかもそれほど際立った敵キャラでもないので、完全に「ジェシカ・チャステインの無駄遣い」でしかなかった。
原作はコミックなのでしょうがないとして、せめて実写映画には、差別する人間と被差別者であるマイノリティとの対立という人間?ドラマを貫いて欲しかったところ。
もしくは名優ジェシカ・チャステインを活かせるような、魅力的なキャラクターにして欲しかった。

また『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』から本作までは一応、「新生」X-MENシリーズらしく、旧シリーズとの平行世界のX-MENとして描いているそうだが、原作のアメコミ作品を知らない人にとってはあまりに旧作から本作までストーリーに統一感がなさ過ぎて、シリーズとして楽しめなくなっている。

『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズは、単体作品としては面白い作品は少ないものの、「アベンジャーズ」シリーズと交差して、少なくとも世界観やストーリー、時間軸は統一されているので、1作目の『アイアンマン』から22作目の『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで、一貫した作品を安心して観続けることができるが、20世紀フォックスがノン・ポリシーで製作してきたこのX-MENシリーズは、単にダラダラとシリーズを続けてきただけという印象。

 

なお、とりあえずこれまでのX-MENシリーズは、本作にて終了らしい。
本作の製作中に20世紀フォックスがディズニーに買収されてしまったので、今後は『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズにX-MENの主要メンバーが取り込まれていくんだろうけど、さすがに今までのようにダークで社会派な作風ではなくなるんだろう。

 

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