okurejeの日記

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『ヘル・ボーイ』 感想

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2004年公開のギレルモ・デル・トロ監督『ヘルボーイ』のリブート版。

SF作品にミラ・ジョヴォヴィッチが出演すると高確率でB級臭くなってしまうためちょっと心配だったが、やはり心配した通りとなった。

 

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ギレルモ・デル・トロ版ではロン・パールマンがヘルボーイ役で好演したが、本作で新生ヘルボーイを演じたデヴィッド・ハーバーもいい味を出していて、ロン・パールマンとは違ったスタイリッシュでパワフルなヘルボーイぶりだった。
VFX技術も15年でさらに向上したので魔物との戦闘シーンも迫力は増していたものの、いかんせんストーリーもありきたりで演出も詰めが甘く、ヘルボーイ以外のキャラクターの掘り下げも浅い。
ギレルモ・デル・トロ版のようなゴシックかつスタイリッシュさを失った、なんら特徴のないSF作品の粋を超えていなかった。

ギレルモ・デル・トロ版では、口も悪いし態度もデカいが人情に厚くて頼りになるヘルボーイと、彼が密かに思いを寄せる、セルマ・ブレア演じる同僚のエリザベス(リズ)・シャーマンとの関係性も作品の魅力だったが、このリブート版ではリズは出ていない。代わりにアリス・モナハンという霊媒少女がパートナーとなるが、魅力的なキャラクターではあったけどリズのような愁いもなく、いまいちキャラクターが立っていなかった。
もう一人の同僚となるベン・ダイミョウ少佐という新しいキャラクターも同様、前作の人気キャラクター、半魚人のエイブ・サピエンほどの魅力はなく、演出が悪いのでケレン味がまったく感じられなかった。

悪役もまったく地味で、前作の冷酷無比な変態ナチ野郎、クロエネンのような魅力的な敵が皆無だというのも寂しい限り。(クロエネンらしいキャラクターはチラっとだけ出る)

 

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ギレルモ・デル・トロがいかに才能がある演出家であるかを再認識できる作品。
ラストシーンでエイブ・サピエンらしきキャラクターがチラッと登場していかにも続編がありそうな終わり方だったが、どうも全米でも大コケしたそうなのでたぶん実現しなさそう。
過剰なグロシーンや英国ゴシック風味など、所々でいいシーンはあったので惜しい気がするけど、全体的にかなり残念なリブート版でございました。

 

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