okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

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椎名誠×中川淳一郎×嶋浩一郎「ビールはエラい! そして椎名誠さんはもっとエラい! の夜」 at 本屋B&B

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椎名誠さんのエッセイや小説などの作品が一世を風靡していたころ、1970~80年代の自分の学生時代は月刊OUTやガロ、ビックリハウスなど、いわゆるサブカル系のコンテンツに夢中で、毒の少ない椎名さんの作品はあまり読むことがなく、そして、そのまま大人になっていった。
しかし4年ほど前、中川淳一郎さんがネットかなにかでお勧めされていた『銀座のカラス』を初めて読んで、その面白さに悶絶してしまった。椎名さんの作品はその独特の文体だけでなく、エッセイにしても小説にしても、そして小説のジャンルも私小説からSF作品まで独特の味わいと面白みがあって、しかも椎名さんは日本有数の冒険家でもあり、世界各国の旅で何度も命を落とすほどの体験をされているワールドワイドな人でもあって、この歳になってやっと椎名誠というイダイな人物のイダイさを知ってしまったのだ。

 

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そして下北沢の本屋B&B。
中川淳一郎さんの「セミリタイアカウントダウンイベント」5回目は、中川さんの人生最大の憧れの人だという椎名誠さんがゲストということで、これはもう何をおいても駆け付けねば、ということで開場30分前にB&Bに着いたら既に並んでいる人がお一人!
「2位じゃダメなんでしょうか?」という発言が顰蹙を買ったけど、いや、2位くらいで丁度いいです。ということで無事に最前列を確保して開演を待ち構えた。

 

登壇された椎名さんだが、最初は不機嫌でこそないけれど、口数は少なかった。
そもそも数々のストリートファイトをこなされてきた武闘派であり、ハッキリ言って昭和の頑固親父的な風貌も残す作家さんであるため、このような場所でのトークは本当はイヤなんだろうな・・トークショーが成り立つのかな・・と少し心配になったが、いざとなったら物怖じしない中川さんからマシンガンのように繰り出される、「いかにワシは椎名誠という作家が好きで、これまでどれほどの影響を受けてきたことか!」という、プロジェクターに写された多くの写真やテキストを交えた本気トークの連発に、「この中川ジュンイチローという人のことはよく知らないけど、ま、ここまでワシのことを好きなら、ま、いいか」みたいな心持になられたのか、だんだん椎名さんの語りも滑らかになってきて、最終的には本当にたくさんの楽しいお話をお聞きすることができて、至福のひと時となった。

 

なかでもウレシかったのは、椎名さんのビールについてのウンチクを生でお聞きできたことだろう。
なおその話題のなかで中川さんが「ここ(本屋B&B)のビールはどうですか?」との質問に、「ウマい! ・・・(店員さんに)これ、エビスでしょう?」と聞くと、冷静に「サントリーです!」と答えられてしまって、これには大爆笑だった。
すかさず嶋さんと中川さんに「CMまでやってたのにメーカーを間違えないでくださいよ!」と突っ込まれると、「いや、(最終的に)ビールの旨さは銘柄じゃない!」とキッパリ仰ってたので、会場は「さすが椎名さん・・・」となってしまった。

 


サントリー 生ビール - 椎名 誠 (30sec×3)

 

それにしても中川さんが椎名さんを好きなのは知っていたが、本当に若い時から様々な影響を受けており、ここまでガチで入れ込んでおられたとは知らなかった。
中川さんの一橋大学生時代の学生プロレスでのリングネーム「スカトロング山田」が、なんと椎名さんの名作『わしらは怪しい探険隊』の1節から影響を受けており、「山田」Tシャツを着るほど「山田」という名字にこだわっていたことも初めて知って驚きだった。

 

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『わしらは怪しい探険隊』~「絶叫山田くんは粟島の夜空に砕け散った」より

 

 

ラストは、中川さんがとりわけ大好きな椎名作品の名フレーズ、「ふざけんな、エッ! と言いたい! バーンバーン!(コーフンのあまり机を叩く音)」がいかに大・大・大好きであるのかを、ご本人に半ば脅迫まがいに訴えかけるとう、感動の大団円で終幕となるのであった。

 

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 『さらば国分寺書店のオババ』~「乗り越し料金」、『かつをぶしの時代なのだ』~「不倫の人妻は餃子のラー油と白桔梗の花が嫌いです、と言った」より

 

椎名さんのサインを頂いた!

 

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すごく手を抜かれているようで、いや実はめちゃくちゃ味のあるサイン!これは家宝でしょう。

 

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いいなCM EDWIN 椎名誠

 

まちがいなく、中川さんのセミリタイアイベントで最高の回だったと思います。

 

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おれたちをまたぐな! わしらは怪しい雑魚釣り隊 (小学館文庫)

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旅の窓からでっかい空をながめる

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かぐや姫はいやな女 (新潮文庫)

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わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)

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