okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

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『ジョジョ・ラビット』 感想

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10歳の少年ジョジョの目線から描いた終戦間際のナチス・ドイツが舞台の物語。
ジョジョの母親役にスカーレット・ヨハンソン、ユースキャンプ責任者の大尉役に最近絶好調のサム・ロックウェルと、メジャー俳優が脇を固めていて、一見ミニシアター系の作品かと思いきや、意外と大作感もあり。

 

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ジョジョと呼ばれている10歳の少年ヨハネス・ベッツラー(Johannes Betzler だからJoJo?)は母親と二人暮らしで、イマジナリーフレンド(空想上の友人)であるアドルフ・ヒトラーが父親代わりであり友人でもあった。
ある日、ジョジョはヒトラーユーゲントの週末訓練キャンプで誤って手榴弾を間近で爆発させて大ケガを負ってしまう。
事故とはいえ、最愛の息子が負傷させられたことに母親は激怒し、ユースキャンプの責任者であったクレンツェンドルフ大尉の元へ抗議に赴いて、当分の間はジョジョの体に無理のないような奉仕活動をさせるよう約束させる。
そして奉仕活動を終えて帰宅したジョジョは、亡くなった姉の部屋の隠し扉の中に、母が内緒で匿っていたユダヤ人の少女を発見し驚愕する・・

 

ナチスがドイツで政権与党となりヒトラーが首相に任命されたのが1933年なので、10歳のジョジョが生まれる前から国はナチズム一色であり、生まれながらにしてナチに洗脳された彼ら彼女らが、ユダヤ人は最悪の劣等種族であり、人間ではないと本気で思い込んでいたのもしょうがないだろう。極端な例えだが、『家畜人ヤプー』で白人が日本人を完全に家畜としか思っていないのと同じだとは言い過ぎだろうか。

ジョジョが最初はユダヤ人少女のエルサを非人間のように思っている場面は、少年の残酷さと当時のナチス・ドイツの状況をうまく表現していると感じた。基本的にはポップでコメディ風なファンタジー作品のような作品だけど、戦争の悲惨さをキチンと伝えるリアルな反戦映画でもあった。

 

それにしても、主人公ジョジョを演じたローマン・グリフィン・デイヴィスは、この作品が初出演作とは思えないほどの名演だった。ツンデレな彼が年上のユダヤ人少女に徐々に惹かれていく初恋物語でもあり、おそらく、多くの女性にとっては好ましい子役だったと思われる。劇場内では、女性客が鼻水をすすっている音があちこちで響いていた。

 

ということで本作、ジョジョが自分のスタンド(悪霊、ヒトラー)と決別する話でもある真性ジョジョ映画でもありました。

 

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