projectBM! 仮面ライダー響鬼＆　紅　レビュー

こんにちは！

「projectBM! 仮面ライダー響鬼　＆　紅（くれない）」です。
細川茂樹さんが演じた、”和”テイストのライダーで、東京は下町・葛飾区柴又が舞台の、仮面ライダーとしては特異な作品でしたが、面白い作品でした。

最初は、全身が赤色の「仮面ライダー響鬼　紅」を先に入手しましたが、やはりマジョーラ塗装が美しいオリジナルバージョンが欲しくなり、先日やっと、オークションで入手できました。
マジョーラの発色の良さは素晴らしいです。

※マジョーラ（MAZIORA）：　
　　日本ペイントが開発・発売する、見る角度や光の当たり方によって、　
　　さまざまに色が変化して見える塗料。

「限定projectBM! 仮面ライダー響鬼　紅」です。
“夏限定”の強化形態だそうです（笑）

なにかと品質の悪さがネットで取り沙汰されている製品でした。
まぁ、スーツの素材や、他の部分との干渉のせいで可動が制限されたりはありますが、自分的にはそれほど不満は感じませんでしたが。

ただ、最近のprojectBM!ライダーの手首は、ハンドパーツ毎にジョイントがついているため取替えは非常に簡単で、これについては雄一、HOTTOYSよりも優れているところなのですが、この製品については初期のモノのためか、ハンドパーツの交換については非常にダメな作りになっています。

手首にジョイントパーツを差込んで取り替えるのですが、このジョイントパーツを手首に差込むと、ドライヤーなどでパーツを十分に温めてからでないと固くて取れません。
ラジオペンチでちょっとだけ無理に取り出そうとしたら、簡単にポキッと折れてしまいました。

ジョイントパーツがなくても手首は取り付けられるのでディスプレイするには問題ないですが。
（ただし、ちょっと動かすとポロっと落ちてしまいます。。）

いずれにせよ、定価（2万円くらい）では購入する気にはならない商品ではあります。

★★★★★

もともとは『変身忍者嵐』をモチーフとした特撮ドラマにする予定だったのが、スポンサー様の意向で結局、仮面ライダーとして制作されたという経緯があり、敵は怪人ではなく、京極堂に出てきそうな魔化魍（まかもう）と呼ばれる怪物であったり、
（”ウブメ”なんていうモロな魔化魍もいました）
戦闘シーンは山林など郊外が主で、妖怪の倒し方は、キックやパンチや剣ではなく
”太鼓の音で清める”という特殊かつ、地味なものでした。
（でも制作費は高かったと思います）

そのためか、玩具の売上げがかなり悪かったようで、またまたスポンサー様のご意向で、30話以降は異例のスタッフ総入れ替えを行い、1部コアなファンから大ブーイングが起こり、物議を醸したようです。

まぁ、太鼓の撥でドンドン叩いてやっつけるだけなので、ちびっ子たちには少々物足りないものがあったかもしれません。

ただ自分的には、30話以降の方がストーリにメリハリがあって、むしろ面白かったと思います。
太鼓の達人じゃなく剣（ソード）アクションになって、戦闘場所は街中で、お馴染みの平成ライダーのようで、なんとなく安心して観れました。