こんにちは!
本日、『ホドロフスキーのDUNE』を観てきました。
南米はチリの映画監督、アレハンドロ・ホドロフスキーをご存知でしょうか。
世界初のカルト映画監督として、もはや伝説的な人物といった風情ですが、
そのホドロフスキー監督が『デューン/砂の惑星』の映画化を、デヴィッド・リンチ監督の前に企画していたとは、本作の存在を知るまで全然知りませんでした。
私はデヴィッド・リンチ監督作の『デューン/砂の惑星』が好きなのですが、この作品、世の中的にはすごく不評な映画で、原作者のフランク・ハーバートにも不評だったそう。でも自分的には原作のイメージをあれだけ的確にヴィジュアル化できた作品もないのでは?と思うくらい変態ゴシックな本作、お気に入りの一作でした。
そんな作品を、ホドロフスキーがデヴィッド・リンチ(というかディノ・デ・ラウレンティス)より前に命を懸けて映画化しようとしていたとは、本作のことを知るまでは全然知りませんでした。
しかもキャストにサルバドール・ダリやミック・ジャガー、オーソン・ウェルズやデヴィッド・キャラダイン。
スタッフにダン・オバノンやH.R.ギーガーなど、めちゃくちゃ豪華な布陣でガンガン企画を進めていたにもかかわらず、結局、ホドロフスキーの奇抜さを恐れたハリウッドが映画化を頓挫させてしまったそうです。
お茶目さ全開のホドロフスキー監督の魅力全開の本作。
ラスト近くで、嫌々ながらデヴィッド・リンチが撮った『デューン/砂の惑星』を劇場で観たホドロフスキーが「あまりの駄作振りに笑顔が込み上げてきた」みたいな感想を話してたのには笑ってしまいました。
まぁ確かに、ホドロフスキー版『デューン/砂の惑星』がもし出来上がって世に出ていたら、かなりの問題作になっていたことでしょう。
とにかくホドロフスキー監督の魅力たっぷりなドキュメンタリーでした。
しかしホドロフスキーも『デューン/砂の惑星』もまったく知らなかった妻には申し訳なかったです。。
上映中は今までにないくらい爆睡してましたが、それを非難することは絶対できない。
★★★★★
予習というワケではないですが、とりあえず前の晩、ホドロフスキー監督の代表作である『エル・トポ』のDVDを引っ張り出してきて鑑賞しました。
何の映画なのかさっぱり理解していない妻は、「わけワカメ!」と言って、早々に寝てしまいました。
↑昭和かw
私自身もお酒を飲みながら観たのと時間が遅かったため、結局途中で寝てしまいました(笑)
しかし翌日のお昼に最期まで鑑賞しましたが、さすがに何でもアリの現代で観ると、それほど衝撃的なビジュアルでも不条理な内容でもないなと改めて思いましたが、それでも、ホドロフスキーの良い人柄がにじみ出る味わいのある作品だなぁと感じました。
それではー
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