okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『東京物語』 感想

こんにちは!



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昨日、「新・午前十時の映画祭」で上映中の、『東京物語』を観てきました。

 

 

日本映画の最高傑作とも謳われる『東京物語』。

 

昨年、原節子さんがお亡くなりになったこともあってかお客さんの入りも好調。


「白黒映画は苦手」と言い、ストーリーすら知らない妻を無理やり連れて劇場に着いたら、(我々も決して若くはないのですが)間違いなく最年少の観客でした。

 

終戦から8年になろうとする昭和の時代。


尾道から実に電車で15時間強もかけて、よせばいいのに老夫婦が久しぶりに東京に住む子供たちに会いたいと、東京で町医者を営む長男夫婦の家を訪れます。


・・・いつ尾道に帰ってくれるのかも明確にしないという、現代ではありえないアバウトぶりに、両親を無碍(むげ)にもできない優しい長男夫婦、美容院を経営する長女夫婦、そして、大阪に住んでいるという理由だけで、通過駅の大阪駅に挨拶に来させられた三男は、忙しい日常、老夫婦に振り回されるのですが・・・

ただ、戦争未亡人である次男の嫁だけは、旦那も子供いない寂しさを紛らわすためか、老夫婦を手厚く歓待します。


そして、またまた15時間かけてやっと尾道に帰ったと思ったら、旅の疲れからかおばあさんが昇天


・・・しょうがないので子供たちは、往復でなんと30時間以上もかけてお葬式に。

以上。

 

ストーリーとしてはこんなところでしょうか。

 

★★★★★

 

劇場で観るのは今回が初めてでしたが、さすがに丁寧なデジタル・リマスター版。

大スクリーンでキレイな映像を楽しむことができました。

 


『東京物語 ニューデジタルリマスター』予告編

 

何10年か前に初めて観たときは、若かったのでさすがに、泣くほどではなかったのですが、今回は歳のせいなのか、何度か自然に涙が溢れてきました。

・・・NHKの朝ドラを見ても泣いてしまうくらい涙腺が弱くなったので、もう長いことないかもしれません。


で、妻に感想を聞いたら、さすがに寝オチはしなかったものの泣きはしなかった・・・というか、ラストシーンで「えっ?オチは? オチは無いのか?」と驚いた・・・ とのことで思わず


「現代っ子か!」 ・・・と突っ込まずにはおれなかった

 

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それではー

 

  

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