こんにちは!
日本人たるもの、1度は行っとかなきゃいけない場所にもかかわらず、この歳まで全く足を運んだことがなかった寄席に、このたび初めて行って参りました。
東京のいわゆる「定席」(一年中落語が聞ける演芸場)は、上野の鈴本演芸場、浅草の浅草演芸ホール、新宿の新宿末廣亭、池袋の池袋演芸場の4席だそうですが、今回は寄席が初めてなので、素人にもやさしそうな、上野は 鈴本演芸場 に行ってみることに。
もろ観光地な浅草よりは落ち着いてそうだし、かつ建物も比較的新しく、なにより飲食ができるという、いかにも寄席の風情を味わえそうなイメージから、こちらを「初めての寄席」に選んだ次第です。
「昼の部」の開演は12時30分(終演は16時30分)、開場(チケット販売)は12時からなのに、勢い込んで10時過ぎには上野駅に到着。
当日は天気の良い日曜日で、この日は東京マラソンの開催日でもありました。
鈴本演芸場は上野ABAB前。
さすがに朝の10時はワンコインの早朝寄席が始まる時間、あまりにも早すぎる!ってことで、アメ横でケバブなど食べながら時間をつぶし、11時半頃に再び訪れたら既に20人ほどの行列が出来ていて、慌てて最後部に並びました。
12時少し前にチケット販売。大人2,800円。
長いエレベータを上がって、前列から5席目くらいをゲット。
そして、さっそく売店でお弁当を、自動販売機で缶ビールを購入。
神田志乃多(しのだ)寿司の「のり巻きお詰め合わせ」700円だ渋い!
前の座席の背もたれにテーブルがついており飲食がしやすい。
最初は、終演まで実に4時間の長丁場なので、なるべくトイレに行きやすい席を・・・
と思って端の席に座ったのですが、後からやってくるお客さんが真ん中の座席に座れないのはマズイと思って真ん中に移動しました。
・・・ただ、同じくトイレ対策か、両端の座席に陣取ったオバちゃん連中は開演後もテーブルを閉じないでお弁当の空箱を乗せっ放し。もうちょっと気を使えばいいのに。
★★★★★
そもそも今更ながら寄席に行きたい!熱が高まったのは、『夏子の酒』でお馴染みの尾瀬あきら先生著『どうらく息子』にハマり出してから。
また、昨年末のドラマが非常に面白かった、立川談春師匠の『赤めだか』にも大きく影響を受けました。
どちらも落語の魅力を十分に伝える素晴らしい作品。
これらの作品を通して生の落語を聴きに寄席に行こうと思った人も多いのではないでしょうか。
・・・で、実際に生で味わった落語や演芸、いや、前座さんの芸からとても素晴らしかった。まさに、「ソバが目の前に見える」状態!
NHKなんかでたまにやってる落語を観てても、テレビだと集中力がもたずに途中でチャンネルを変えてしまうのですが、ライブで味合う落語はやはり違います。本当に面白い。
なんとういうか印象派の画家より、落語の方がアートな気がしました。
いやいや、次は他の寄席にも是非行ってみたいです。
それではー
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