『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックス』　感想

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1作目を劇場で初めて観たときは、序盤こそ毒もクセもありテンポも良くって楽しめたけど、後半はみんなでいっしょに強敵を倒しましょうって、いつものありきたりでお子様向けなストーリー展開。
それほど面白い作品とは思わなかったけど、肩の力を抜いてレンタルで観た2回目は意外と楽しめて、なんだかんだでサントラも買ってしまった。

マーベル・スタジオ製作のアメコミ映画はさすがに食傷気味になってきたけど、この作品だけは大人でも楽しめるユルーいSFエンターテイメントで、いい感じのマーベル映画じゃないでしょうか。

今回の作品はストーリーもしっかりしていて、しかもラストは思わず泣けてしまうというちょっと感動的なお話しになっている。
明らかに1作目よりも楽しめる映画になっていて逆に驚き。

ブラック気味なギャグも滑ることがなく、名作ダメ・ヒーロー映画『スーパー！』をものしたジェームズ・ガン監督の本領がいかんなく発揮されてて、こんな、いかにもなハリウッドのビッグ・バジェット作品でありながら、独特なポップで毒のあるインディペンデント系映画っぽい作品に仕上げれるのは、さすがトロマ映画出身の監督。

3作目が出来るのなら楽しみだけど、ガーディアンズはとりあえず来年公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に出演するらしい。
クソ映画シリーズなので絶対面白くないだろうけど、このメンバーがどう絡むのかはちょっとだけ興味があります。

アイツらが帰ってきた！『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス』予告編