宇都宮の悠日カフェで9月20日から9月30日まで開催されている「ラスプーチンとBol'sheviki」展に行ってきた。
宇都宮はクライアントの企業があるので仕事では度々訪れていたが、プライベートで来るのは今回が初めて。
仕事では大宮駅から東北新幹線を利用していたので、さほど遠い印象はなかったけど、在来線(湘南新宿ライン)だと新宿から2時間弱もかかるので、さすがにプチ旅行感があった。
・・・宇都宮、遠いかも。
悠日カフェはギャラリー・スペースもあるオシャレなカフェで、宇都宮駅からは、さらにバスで20分ほどの住宅街にある。
なお今回は、お店の隠れた名物であるという「ブータン蕎麦」なるものを食したいと、宇都宮でも有名な「餃子のみんみん」を素通りして悠日カフェに訪れたんだけど、当日は運悪く某アーティストのライブ開催と重なったせいで、カフェ・スペースはお休みだった。残念!
さて、ギャラリー・スペースは思ったよりも広くて、かつオシャレで味のあるスペースで、今回の展示作品とはベストマッチだった。
展示作のテーマはロシア・アヴァンギャルド(1910年代から1930年代初頭、ロシア帝政末期からソビエト連邦初期に発生したロシア芸術運動の総称)成立のファクターと考えられる、ラスプーチンとボリシェビキ(ロシア社会民主労働党の左派)がモチーフとなっているとのこと。
・・そもそもロシア・アヴァンギャルド自体よく知らなかったんだけど、本グループ展の主催者であるマンタム氏に概略を説明して頂いた。
またマンタム氏には、ご自身の作品のみならず、他の参加アーティストの作品についても丁寧な解説をして頂いたので、かなり作品鑑賞の助けになった。
アーティスト本人ではない、観察眼に優れた第三者の識者に作品を解説してもらうのも面白いな、と感じた。
また会場内で上映されていたマンタム氏の幻想的なビデオ映像に、ミュージシャンのKözi氏(MALICE MIZER)が音楽をつけたDVDも発売されるとういうことで、予約してきた。
富山が生んだ奇才、我らが牧田恵実さんの新作2点を含む作品も展示されている。
10月には関東でグループ展や個展も開催されるということで、今から楽しみ。
他にも、「幻獣神話展」などでお馴染みのアーティスト作品も多く展示され、幻想的でかつ魅惑的な空間になっている。
ロケーションは遠方ではあったけど満足度は高くて、わざわざ出張ってきた甲斐があったというもの。
都内の喧騒から離れて、静かで瀟洒な空間で妖しい作品群を鑑賞するのもいいのではないだろうか。
がらくた から たから: 古道具屋――新たなネウチを生む仕事
- 作者: マンタム
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