横浜中華街のギャラリー、ギャラリーソコソコ。
牧田恵実さんと川合喬太さんの二人展『ブレイクイク初夜』の最終日ギリギリに駆け込みで行ってきた。
『ブレイクイク初夜』
おそらくBSフジの『ブレイク前夜 ~ 次世代の芸術家たち ~』という、若手アーティストを紹介するテレビ番組をモジったタイトルだと思われるが、なるほど近いうちに、『ブレイク前夜』で牧田さんが、「私にとって男根とは・・」などと情熱大陸バリにテレビの中で語ってそうな絵が浮かんでくる。そして川合さんも、ロス疑惑の三浦和義ばりのサングラス姿でインタビューを受けている絵も浮かんでくる。
牧田さんも川合さんも、「ブレイク前夜」で華々しく紹介される日は近いだろう。
今回の牧田さんの作品は、川合喬太さんの作風に合わせたものを主にチョイスされたそうだ。しかし考えてみたら、これだけ多くの牧田作品を鑑賞するのは一昨年の浅草橋での個展以来かもしれない。初めて観る新作もあり、さすがに見応えがあった。
牧田さんによるマンタム氏の肖像
そして牧田さんに「犯罪者がような描いた絵」と言わしめた、川合さんの作品。
一見、小中学生が描いたような、ザリガニのようなモンスターや宇宙人のようなキャラクターだが、それをいい大人が描いているのがまず、限りなく不穏だ。
川合さんに、この宇宙人やモンスターみたいなキャラクターはいったい何ですか?宇宙人ですか?モンスターですか? と小学生みたいな直球な質問をしたら、「人間です」とのことだった。不穏だ。
このフィギュアも限りなく不穏で、なかなかこんな造形は作れそうで作れない。そしてフィギュア好きにはたまらない。
こちらは、川合さんのオリジナル・キャラクターである「ザリガニのユベール」を、フィギュア原型師「もんもん」さんが造形したというフィギュア。限定26体という貴重な商品のうち1体を無事ゲットすることができた。
当面は制作に集中されるとのことで、現時点で次の作品展の予定はないそうだが、川合さんの次からの作品展は、是非行きたい。
牧田さん初の画集『性戯』。限定300冊。
購入後に自宅で開いてみたが、あまりのクオリティの高さにビックリしてしまった!
作りも豪華だし、普通に市販してもいいレベルだと思うけど。牧田ファンなら絶対に買うべき!
ということで、とても素晴らしい二人展だった。
川合さんは作品はもちろん、キャラクターもとてもいい人だったし。
次は休む間もなく、牧田恵実さんの個展が浅草橋で。
白鯨会。もう始まっている。10月29日から11月10日まで。急げ!
別冊TH ExtrART file.07〜宇宙と時の深淵に、思い馳せて
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