Nintendo Switch 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』があまりにも良ゲーで、5ヶ月近くひたすらプレイし続けてやっとエンディングを迎えて、そのまま2周目に突入しつつも、さすがに新しいソフトもやってみたいなと思ってしまった。
じゃ次は何にしようかとさんざん悩んだあげく、久しぶりに気軽なアクションゲームをやりたいなと思い、ユーザーレビューの評価も高かった『ベヨネッタ2』をビックカメラにて購入した。
自宅に帰って早速プレイしてみたのだが、お約束の劣化版ハリウッド映画のような臭いCGムービーが長々と続き、キザなセリフに鳥肌が立ちそうに。ようやくキャラクター操作が可能となり、いきなり戦闘シーンになったのは良いが、グラフィックが派手かつ細かすぎて、敵キャラと区別がつかないほどキャラクターの視認性が悪い。しかもキャラクターのアクションが派手なのはいいが、初めての不慣れな操作によるボタン連打でも何となく大技が出て、力技で敵を倒してしまえるので、なんか物足りないというか・・
「あコレ、失敗したかも・・」 そう思わずには居られなかった。
風呂上がりに背後から眺めていた妻も、つまらなそうにプレイしている雰囲気を察知したのか「それ見たことか」といった冷ややかな態度を隠そうともしなかった。
しかし、さすがにやり始めからゲーム止めちゃうのも勿体ないのでガマンして続けていたら、というか、派手なCGと強制スクロール戦闘シーンのみの1章を終えて2章をプレイしてみると、街の中をあちこち歩き回ってアイテムなどを探し回ったり、ボタンを自由に連打して技の確認が出来たりなど、比較的落ち着いてプレイできることがわかった。
こうなると、操作やグラフィックにも徐々に慣れ、だんだん敵とのバトルも面白くなって、本作のウリである、敵の攻撃を寸前でかわしながらコンボ技を華麗に決めるという「スタイリッシュ・アクション」を繰り出すことが快感になってきて・・
「あコレ、面白いんじゃね?・・」 となってしまった。
ボタン連打のみだがコンボ技の種類はやたらと多くて、しかも武器も多く、装備する武器によってコンボ技が違ってくるので、とにかく覚えきれないほど技が多いのだが、それでも大技が出ると楽しいし、やりがいもでる。
なおストーリーはバリバリ厨二で、何やら魔女やら賢者やら神やら堕天使やらが出てきて、1作目をプレイしていないから世界観や用語などもサッパリわからないのだが、まぁ大したストーリーではないからあまり気にならない。
キャラクターのセリフもとにかくキザなんだけど、それがむしろバカっぽくていい。
ベヨネッタのデザインもアニメキャラなんかじゃなくて、SMの女王様チックな眼鏡美女という、大人の女性が主人公というのもポップ&ハードでいい。そしてゲーム中の楽曲もすごくカッコイイ!
本作のディレクターである神谷英樹氏がかつて手掛けた名作『デビルメイクライ』(以降、DMC)シリーズだが、このゲームも、ストーリーとキャラクターがあまりにも厨二で軽くてキザで、技も必要以上に派手過ぎて、ファースト・インプレッションはとても悪かったんだけど、プレイを進めるうちに、技を繰り出すボタン操作が次第に快感に変わっていくほど良ゲーだったことを想い出した。
まさに『ベヨネッタ』は、DMCの血統を正当に受け継ぐ作品なんだな、と感じる。
ちなみに、同じ劣化版ハリウッド映画のCGムービーがダラダラ長い作品といえば『メタ〇ギア』シリーズを思い出すが、シリーズ当初の作品は確かに面白かったんだけど、版を重ねるごとに劣化版ムービーが長くなって閉口した。オープニングからくだらないムービーを長時間も見せられて、やっとゲーム操作ができると思ったら、ひたすらホフク前進しかできなくて、キーッとなって途中で止めたシリーズが2、3作くらいある。
あの作品こそクリエイターの自己満足が肥大化したゲームだと思うのだが、なんで未だに人気があるんだろう。
それに比べて本作の、いい意味でのバカっぽさ、スタイリッシュさ、シンプルさは、『メタルギ〇』シリーズなんかより、よっぽどゲームとしては良作だと思ってしまう。
ただ、誰かがネット上のレビューで、プレイヤーが自由に行動できるオープンワールドのゲームが隆盛の現代で、一本道を強制的に突き進むだけの自由度が少ないアクション・ゲームはもはやレガシーで、本作はそんなレガシーなシステムの最後の大作になるんじゃないかと書かれていたが、確かにそうかもしれないな・・
さて、現在は「NORMAL」をクリアして、2周目「HARD」をプレイ中なんだけど、アイテム探しなどのやり込み要素も多いので、このゲームも3周、4周くらいは軽くやってしまいそう・・
それにしても「Nintendo Switch」のコンテンツって、良ゲー揃いかよ!
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