okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

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『コンテイジョン』 感想

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新型コロナ騒動のおかげで劇場での映画鑑賞が一切できなくなったので、自宅にて話題の作品『コンテイジョン』を鑑賞。
Amazonの prime video で鑑賞したんだけど、清水の舞台から飛び降りる勢いで、初めて有料レンタルで視聴してしまった(199円だけど・・)。

 

本作は多彩な登場人物の群像劇になっていて、主なキャストは以下の通り。

最初に原因不明のウイルスに感染するベス(グウィネス・パルトロー)と、夫のミッチ(マット・デイモン)。彼らは一般人。
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の職員である、エリス医師(ローレンス・フィッシュバーン)と、彼の部下で通称「Disease.Detective(病気の探偵)」のエリン医師(ケイト・ウィンスレット)、危険を冒してワクチンを発見するアリー医師(ジェニファー・イーリー)。
今は世界中で非難の的となっているWHOの疫学者レオノーラ(マリオン・コティヤール)と、彼女を拉致する中国政府職員のスン・フェン(チン・ハン)。
そしてフリージャーナリストで人気ブロガーでもあるアラン(ジュード・ロウ)。

 

ウイルスの初の人への感染から2日目、「Day2」から物語は始まる。
香港での出張から帰国したベスは、元カレとの不倫のためにシカゴに立ち寄った後、夫と子供が待つミネアポリスの自宅に帰宅。その2日後、痙攣を起こして倒れたベスはあれよあれよという間に亡くなってしまう。しかも、ベスの連れ子で小学生のクラークも、ベスから感染したのか、ほぼ同タイミングで亡くなってしまう。なんと感染してから3日程度で重症化し、死に至ってしまう恐ろしく毒性の高いウイルス。
同じくして香港、東京など、世界各国で感染者が増え、あっという間にパンデミック状態になってしまう。
エリス医師を中心としたCDCの職員は、原因不明のウイルスの特定とワクチンの開発に着手し、WHOの疫学者レオノーラは、ベスが初発症例であることを突き止めて、感染したと思われる香港に調査にやってきたが、現地の協力者であるスンに、いずれ開発されるであろうワクチンを優先的に手に入れるための人質として拉致されてしまう。
フリージャーナリストのアランは、ある植物がウイルスに有効だという科学的根拠のない噂をブログで拡散し、世界中を混乱させ人々を暴徒化させてしまう。
そして、ようやく有効なワクチンが開発される頃には、この凶悪なウイルス(MEV-1)による死者は全米で250万人、全世界では2600万人にもなってしまっていた。

 

※ちなみに、現実の新型コロナウイルス(COVID-19)では、世界中で感染者が約248万人、死者は約17万人なので(2020年4月21日現在)、さすがに映画の世界までには至っていない。

 

ストーリーは大きな抑揚もなく淡々と進んでいくが、まさしく現代の新型コロナ騒動と同じような経緯を辿っているので、リアリティがあり過ぎて目が離せなくなってしまう。

そもそも今回の新型コロナ禍で初めて知った「クラスター」なんて用語も普通に使われているし、ウイルスが中国の蝙蝠と豚由来らしい、という点も同じ。
都市のロックアウトはもちろん、食料や日常品が買い占められたり、デマが拡散されて治安も悪化するなど、ほぼ現在の状況とおんなじ。
また、WHOが中国の意向に逆らえず、非人道的な対応を行うシーンは、中国に配慮しまくりな現在のWHOの態度を彷彿とさせる。
なかでもビビったのは、ケイト・ウィンスレット演じるCDCの「病気の探偵」ことエリン医師が、感染源を調査する過程で自らもウイルスに感染し症状が悪化し死亡、訪れていたミネアポリスで多くの現地の身元不明感染者と一緒に無縁墓地のような場所で土葬されるシーンが、先日、ニューヨークのハート・アイランド島で多くの新型コロナ感染者の遺体が公共墓地に次々に土葬される映像とモロ被りだったこと!

 

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まるで2011年の過去からタイムマシーンで2020年の世界情勢を見てきたかのようで、現在の新型コロナ騒動をそのまんま映像化したかのような予言的な作品だった。

 

それにしてもこの作品、現在の新型コロナ禍が発生する以前に観ていたら、正直これほど興味深く鑑賞できていただろうか。
本作は2009年に流行した豚インフルエンザの大流行から着想を得て映画化されたと思われるが、日本での死亡者が少なかったこともあり、自分的にはあまり記憶がないので、正直、日本公開当時(2011年11月)に観ても、それほど衝撃は感じなかったとは思う。
というか、こんな作品が日本で公開されていたこと自体、知らなかった。

 

ちなみに、これはコロナ禍以前に観た人の感想だけど、いくらなんでもこれは言い過ぎだろ。

 

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3度も寝てしまうような退屈な映画じゃないだろ!

 

名匠スティーヴン・ソダーバーグ監督だけあって、地味ながらも作品自体は面白かったし、細かい演出もリアルなので、少なくとも新型コロナ禍を経験してなくても、退屈する作品ではないと思う。
演じる俳優陣も豪華だったが、単なるネームバリュー目当てのキャスティングではなく、彼らの高い演技力と存在感があって、物語のリアリティが増したと言える。

やはり、今観るべく作品。

 

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・・いやアンタらボロクソ言ってるけど、今観直したら、いったいどんな感想が出てくるんだよ!

 

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  • 発売日: 2013/11/26
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