ソタトイズ「SOTA Toys(State Of the Art Toys)」の「ナウプレイング」シリーズ1、前回の『悪魔の毒々モンスター』メルヴィンに続いて、お次は『狼男アメリカン』のナイトメア・デーモン。
『狼男アメリカン』はマイ・フェイバリット・ムービーでもベスト3に入るほど好きな作品。
脂の乗り切った時期のジョン・ランディス監督の演出の冴えが見事に発揮された作品で、一級品のコメディ作品でありながら、ホラー要素も抜かりなく怖い。
そして何といっても、特殊メーキャップ・アーティストのリック・ベーカーが手掛けた、迫力ある狼男への変身シーンの凄さよ!
CGのない時代に、いや、CGがない時代だからこそ、技術に磨きをかけた巨匠リック・ベイカーの本領が発揮された驚異の特殊メイク。
・・・できることなら、主人公のデヴィッドが狼男に変身する途中のフィギュアが欲しかった!
なおこのキャラクターは、デヴィッドが見た悪夢に登場する4体の「ナイトメア・デーモン」、別名「ナチ・ゾンビ」の1体で、わずか数分のシーンにちょっとだけ登場したのみ。ただ、あまりにも衝撃的で印象的なシーンだったためか、ちょこちょこフィギュアやマスクなどのキャラクター商品が出ている。
あ、日本人で『狼男アメリカン』を嫌いな人は一人もいないと思うけど、一応ストーリーを紹介しときます。
イギリスでヒッチハイク旅行中のアメリカ人大学生デビィッドとジャックは、満月の夜に荒野で正体不明の野獣に襲われ、ジャックは死亡、デビィッドは重傷を負う。
そして、ロンドンの病院で目覚めたデビィッドの前に、死んだはずのジャックが霊となって現れ、「お前は生き残って野獣に呪われた。狼男に変身して殺人を犯す前に自殺しろ」と忠告する。苦悩するデビィッドだったが、満月の夜、ついに彼の体に異変が起きる・・
この商品にはコンパチブルで付け替え可能なヘッドが1種のみ付属しているが、他の2種類のヘッドが付属する同一商品も販売されており、3種4体を集めれば、映画のように4人のナイトメア・デーモン衆を再現することが可能。
しかし、4人のナイトメア・デーモンのなかでもこのハゲたモンスター(「Curly」と呼ばれているらしい)が一番印象的だった。さすがソタトイズ、わかっていらっしゃる!って感じ。
David's Disturbing Dreams | An American Werewolf In London