超合金魂 GX-92 伝説巨神イデオン F.A.
F.A.とは「FULL ACTION(フルアクション)」の略で、通常の超合金魂の合体変形ギミックの代わりに、可動範囲を広げてスタイリッシュなポージングを可能としたシリーズで、全高は約18センチの統一フォーマットらしい。
いつものように、付属品が収納できる便利なディスプレイ・スタンド。
取り扱い説明書も凝っていて、製作陣の思い入れを感じる。
イデオンの超合金魂は過去、『GX-36 伝説巨神イデオン』のナンバリングで販売されており、合体ギミック付きで全高はなんと約35センチ、超合金魂でも最大サイズ!
しかし、欲しいと思った時には既にプレ値となっていて、現時点では入手困難。
この『GX-92 伝説巨神イデオン F.A.』もネット上では即、売り切れて、やはりプレ値になっている。イデオン、どうしてそんなに人気なの?
素立ちだとホントに棒。しかしつや消しのレッドがなかなか渋い。
しかし、一旦動かすと本当によく動く。
いわゆる「ガワラ立ち」(メカデザイナー大河原邦男氏の設定画風の立ちポーズ)っぽいポーズも様になる。
足の接地面が大きくて安定感抜群なので、片足でこんなポーズまでスタンド無しで可能。
一見地味ながら、本当によく動くのでポーズを取らせるのが意外と楽しい。
なお『伝説巨神イデオン』はリアルタイムで視聴していたが当時は小学生で、主人公がアフロヘアーでロボットのデザインはダサいが何となく壮大なストーリーだった、という記憶しかない。中学生以降はアニメ作品をほぼ観なくなって現在に至るため、当時から現在まで全く観返すこともしていないが、なぜかイデオンのデザインには惹かれるものがあった。
当時のサンライズ系のロボット・アニメのキャラクターは現在でも人気があるけど、中でも、とりわけダサいイデオンがなぜか人気があって、出る商品は全て売り切れている印象がある。
そもそも総監督の富野喜幸(現・富野由悠季)氏が初めてイデオンのデザインを見たとき、「ダサ!こんなダセぇロボなんて巨大化して古代異星人の遺跡ロボって設定にするしかねぇ!」となって、そのダサいデザインが最終的に物語が神秘的かつ壮大になるキッカケとなったというくらい、見ての通りのダサいロボなんだけど、そこが味があってイイのだろう。
イデオンといえば、放映当時(1980年)はまだ自宅にビデオデッキ(VHS)すら無くて、ガンダムのテレビ放映時と同様、ラジカセでテレビ放映時に音声を一生懸命「録音」してたのを思い出す。「録画」じゃなくて「録音」だよ・・なんて涙ぐましい昭和の小学生!
・・しかし、イデオンならやっぱり、よりデッカい超合金が欲しくなってしまうな・・・『GX-36 伝説巨神イデオン』を再販してくれないかな・・