okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『インターステラー』IMAX版 感想

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先週に引き続き、またもクリストファー・ノーラン監督作を鑑賞。

2014年公開作『インターステラー』、そしてまたもTOHOシネマズ日比谷のIMAX版。

 

実は過去にレンタルで1度観たのだが、飲みながら鑑賞したせいで途中から酔っ払ってしまい、作品の記憶が殆どない。なのでいつか、劇場でちゃんと(シラフで)鑑賞したいと思っていた。
なお本作には世界のケン・ワタナベはさすがに出てないので、少し安心ではある。
そして本作にはまたもマイケル・ケインが出ている。ノーラン監督、マイケル・ケインに頼りがち問題。

 

・・で、ちゃんとシラフで劇場で鑑賞した感想はと言うと、いやこれ、酔っ払って観たらストーリーなんて追えるワケがない。というか、劇場で真剣に鑑賞しても「面白かった」という感想は言えるけど、作品を構成している科学(物理)用語や事象なんて、実はさっぱりわからなかった。

ではいったいどんな物語なのか、Wikipediaのストーリーをざっくり引用すると・・

 

時は近未来。
異常気象により地球上の植物は枯れ死し、まさに末期状態で人類は滅亡を待つばかり、科学なんてもはや地球滅亡には何の役にも立たないと誰もが考えていた世界で、過去に廃止されたと思われていたNASAが、密かに人類の地球脱出プロジェクトを進めていた。
そして、本作の主人公である元宇宙飛行士のクーパー(マシュー・マコノヒー)やアメリア博士(アン・ハサウェイ)ら科学者たち数名と2体の人工知能ロボットが、土星近郊に出現した「ワームホール」を抜けて、別の「銀河」に人類が移住可能な新天地の惑星を探すべく、地球に帰還できる保証など無いのを承知で、宇宙船で未知の領域に旅立っていく。
・・2年後、無事にワームホールを抜けて、有望と思われるある惑星に降り立つが、人類が住むには厳しい環境であることが判明、しかも惑星はガルガンチェアと名付けられた超大質量「カー・ブラックホール」の影響で時間の流れが極端に遅く、わずか3時間あまりの惑星滞在ながら、「ウラシマ効果」により地球時間で23年間も経過してしまった。
次の惑星に降り立つも同様に移住環境に適さず、しかも先行調査のため以前から惑星に到着していたマン博士(マット・デイモン)の裏切りで惑星外に放り出されてしまう。
多くの犠牲者を出し、宇宙船の燃料も底をついた絶体絶命のなか、クーパーはガルガンチェアの「エルゴ球」で自分が乗ったシャトルを宇宙船から切り離し、「ペンローズ過程」を応用してアメリア博士のみが搭乗した宇宙船をガルガンチェアから無事に脱出させる。
人工知能ロボットのTARSと共にガルガンチェアに飲み込まれたクーパーは、「事象の地平線(シュバルツシルト半径)」を抜けて「特異点」まで到達すると、そこは「四次元超立方体 = 正八胞体(テセラクト)」であり、時空を超越した空間だった。そこで、既に成人して物理学の研究者となっていた娘のマーフ(ジェシカ・チャスティン)に「重力波」を使って特異点のデータをモールス信号で送り続け、ついに「重力の方程式」を解いたマーフのおかげで、人類は重力の制御を可能とし、巨大なスペースコロニーを宇宙に建設することに成功した。
その後、特異点から放出され宇宙に漂っていたクーパーは奇跡的に宇宙船に救出され、土星近くのスペースコロニーで目覚め、もはや死期も近い娘のマーフと再会を果たす。
ラスト、たった一人で脱出したアメリア博士を捜索するようマーフに促されたクーパーは、同じく無事に回収された人工知能ロボットのTARSと共に小型宇宙船に乗って、人知れずコロニーを後にする。

 

・・こうしてテキストで表すと、我々のような一般人には「ちょっとよくわからないんですけど・・」レベルどころじゃなく、本当に何を言っているのかわからない。
そもそもブラックホールや銀河など、よく聞き知っているポピュラーな用語でさえ、実際にどういった概念のモノなのか、自分を含めて殆どの人は理解してないだろう。
もちろん、作中でこれらのガチで難解な科学用語や現象の簡単な説明なんぞ一切ない。
それでも、最新の物理学を見事に映像化し、我々のような一般人が観ても感動すらしてしまうほど、見応えのあるエンターテインメント作品に仕上がっているので、マジでクリストファー・ノーラン監督、恐るべし!
いやそれでも、ブラックホールの中心に飲み込まれた人間が無傷で生還するなんてさすがにありえないんだけど、これくらいせねば、ありえないほど広げられた風呂敷はキレイに畳めないだろう。

 

ということで、物理学の知識がなくても映像だけで十分楽しめる作品なんだけど、それでも鑑賞する際は、決して飲酒はしないでください。

 

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