okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『メメント』 感想

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『テネット』3週連続鑑賞はさすがに疲れたので、たまには別の映画でも・・と思い、立川シネマシティにて、祝『TENET/テネット』大ヒット!「ノーラン極音2020」という企画で上映している問題作『メメント』を観に行くことに・・・

・・・って、また逆行かよ!またノーランかよ!

 

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実は『メメント』は過去に1度も観たことがなかった。

 

ストーリーは、妻を強姦殺人で失い、自身も犯人に頭部に重傷を負わされ、記憶が10分間しか保たない「前向性健忘」になってしまった主人公が、犯人と思しき男を殺害するシーンから、時間を過去に遡って犯人を特定するまでの経緯を描いた作品。

なにせ、妻が殺害されるまでの過去の記憶は残っているが、怪我を負ってからの記憶が一切ないため、記憶が保たれている10分間の間にメモなどで今までの行動をおさらいし、重要な情報は新たなメモやポラロイド写真に記載し、さらに重要な情報は自身の肉体に刺青で残すという壮絶なライフハックで犯人への復讐を誓う主人公なんだけど、『テネット』と同様、きちんと時系列に過去に遡るのではなく、たまに別の回想シーンなどが挟まれるものだから、途中でワケがわからなくなってしまう。

しかも過去に遡れば遡るほど、こちらの想定とは違った経緯になっていて、思わず「え!そっちかよ!」となってしまった。

 

さすがに『テネット』みたいに、エントロピーの減少だとか反粒子だとか小難しい物理学用語は出てこないのでまだマシだけど、それでも一部のエピソードや登場人物が本筋とどう絡むのか理解できなかった点も多々あって、またまた1回観ただけでは理解できない作りになっている。さすがクリストファー・ノーラン監督作、一筋縄ではいかない。

 

それにしても20年前の作品とは思えないほど斬新な設定と、クセがあって味わい深い映像。長編二作目でこれだけの作品を撮れるのはさすがにすごい。これからも機会があったらノーラン監督の過去作、ちゃんと劇場で鑑賞したいな。

 

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