久しぶりの午前十時の映画祭。
最近は午前10時にこだわってないらしく、劇場によっては午前8時半とか11時とか・・
・・って、午前8時半に映画館に行けるかーー!
・・てことで、午前11時10分上映開始だった立川シネマシティにて、久しぶりの『マルサの女』を劇場鑑賞。
『マルサの女』を36年ぶりに劇場で鑑賞して、この36年間に観た邦画で、これだけ面白い作品ってどれだけあったかと考えてみたが、なかなか浮かばない。
監督で言うと・・ 鈴木清順監督、大島渚監督、原一男監督、塚本晋也監督、北野武監督、荻上直子監督、庵野秀明監督・・ 結構いるな。
そして、伊丹十三監督も間違いなくこの中に入って、伊丹監督は邦画界屈指の名監督なのに、こんな稀有な人材をなんで殺しちゃったんだ。後藤さんか創価か医療関係者か誰が手を掛けたのかわからないけど、すごい人材の喪失。・・勿体ないオバケ👻がでるわ。。
テンポよし。演出よし。脚本よし。キャスティングよし。演技よし。構図よし。画角よし。プロモーションよし。・・と、よしよし尽くしの作品で、伊丹監督全10作品の中でもトップスリーに入る傑作だろう。
伊丹作品といえば、マンガチックな演出が多用されながら、性に関する描写が妙に生々しいリアルさが特色で、この作品でひときわ色っぽかったのが、山﨑努が演じる権藤英樹の新しい特殊関係人(愛人)の鳥飼久美。
この人誰なんだろうと思って調べたら、なんと!松居一代だったのかよ!「マツイ棒」かよ!
いやそれにしても、こんなエンターテインメントな面白い作品が、ここ最近の邦画に現れないのはなんでだろう。不思議。
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