okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

「ベッド・インと踊ろう! ~恋するマハラジャ SUPER BEAT~」at MAHARAJA ROPPONGI #ベッド・イン

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ベッド・インのワンマンおギグ「ベッド・インと踊ろう! ~恋するマハラジャ SUPER BEAT~」に。
場所は MAHARAJA ROPPONGI

 

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バブル時代の象徴と言える高級ディスコチェーン、マハラジャ。
ベッド・インのライブ会場でここより相応しい場所があろうか?というくらいインパクトがあるイベント場所。
妻などは「これはジュリ扇は必須!」ということで、公式サイトでオリジナル チャーム付ジュリ扇を購入するほどの気合の入れよう。

 

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会場はもちろん満員御礼で、もはや入口近くのお立ち台の前から先には進めなかった。
なので、ステージ正面からベッド・インを鑑賞することは叶わず、ほぼ側面(ベッド・インが言うところの「側位」)しか観れなかったが、たまにお立ち台までやって来てくれて、まさにかぶりつき状態になったので、これはこれで感激!

 

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てか、逆に近過ぎて写真が撮れない!

 

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ちゃんまいがカメラの目前でポーズを取ってくれた!でも近過ぎ!

 

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ステージ自体は、さすがに生バンドでの演奏が無くて少し寂しかったものの、今年観たなかでは1、2位を争うほどの素晴らしいライブだと感じた。

 

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ベッド・インのワンマンは今回で2回目だが、昨年初めて観たワンマンでは、実は今ひとつノレなかった。
前回はまだベッド・インのアルバムは『RICH』のみでオリジナル楽曲が少なかったことと、また、所謂コーナー転換のための「中折れタイム」が、むしろ自分的にはライブの緊張感が削がれる気がして、ベッド・インの力強い楽曲を浴びるように聴きたい!という欲求が満たされなかったためだ。

 

 

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しかし今回は、セカンド・アルバムの『TOKYO』もリリースされた後なのでオリジナル楽曲も充実しており、かつ、イベント時間が押していたせいもあってか「中折れタイム」も少なかったのもあり、最後まで緊張感が途切れることもなく、ベッド・インの力強いパフォーマンスを堪能することが出来た。

 

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かおりさんは相変わらずの力強いヴォーカルが素晴らしかったし、ちゃんまいは体調が悪いと聞いて少し心配だったけど(心なしかやつれて少し痩せたような気が)、不調を全然感じさせないギター・プレイを目前で見せてくれてと、本当に満足度が高いライブだった。

 

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・・ただ、これはベッド・インのお二人とは全然関係がなく、おそらく MAHARAJA ROPPONGI 側の問題だとは思うが、今回のイベント運営には不満が多かった。

 

まず開場だが、仕切りが非常に悪く、開場から開演まで30分しかないのに開場時間になってもスタッフが現れず、やっと現れてもお客さんを整理番号順に整列させるのに手間取り、しかも会場への移動は2基のエレベーターのみなので結局、開演時間が大幅に遅れてしまった。(たぶん、30分は遅れたと思われる)
またライブ終了後は打って変わって、まるで客を追い立てるように会場から出そうとし、入場の際はなぜか使わせなかった階段で降りろという、なんとも塩な対応。

例えば以前行った「東京キネマ倶楽部」なんかもライブ会場まではエレベータ移動だが、時間に余裕を持って整然とお客さんを誘導していたので、これはやはり、MAHARAJA ROPPONGI側の運営の不手際だと言わざるを得ないだろう。

 

そしてビックリしたのが、今回のライブではいわゆるドリンク代が1,000円と、通常のライブの倍もするにも関わらず、ライブ終了後にドリンクをオーダーしたら、ライブ後はVIPルームのお客さん以外はドリンク交換は終了しているとのことで、いろはす(しかも一番小さい285ml)しかもらえなかった。
サハラ砂漠の真ん中でもないのに、285mlで1,000円のミネラルウォーターって、どんだけギロッポン値段なんだよ!
(というかツイッター情報では、水すら交換してくれなかった人もいたらしい・・)

 

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いろはすの悲劇


そもそも開演時間が大幅に遅れて、かつ会場も満員なので、ライブ前にドリンク交換なんて不可能だし、しかもライブ終了後はドリンク交換はできないという事前連絡も一切なし。

・・まるで噂に聞く、夏の魔物のフェスみたいなしょっぱい対応で、いくらベッド・インにとっては「聖地」ならぬ「性地」であっても、ここでのイベントには二度と来たくないと思ってしまった。

 

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ということで、イベント進行自体は散々だったが、ベッド・インのパフォーマンス自体は最高だったので、次回のこの会場以外のライブが楽しみ。ベッド・イン最高!

 

TOKYO

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TOKYO

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RICH

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RICH

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101回目のベッド・イン DVD

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C調び~なす! / ZIG ZAG ハートブレイク

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ジム・ハットン『フレディ・マーキュリーと私』

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絶賛上映中・・というか、いったいいつまでやるの!?くらいロングラン・ヒットになっている『ボヘミアン・ラプソディ』。

 


劇中にも登場した、フレディの最愛の恋人であり、彼を最後まで看取ったというジム・ハットンがフレディとの生活を綴ったという本書、『フレディ・マーキュリーと私』。

 

あのスーパースターの恋人というには、あまりに朴訥過ぎるヒゲのおじさんが、いったいフレディとどんな生活を送ったのか興味があったので購入。
Amazonレビューでも、最後は涙無くしては読めない!といった感想が多数。覚悟して読んでみた。

 

映画ではウェイター役だったが、実際はサヴォイ・ホテルの美容師だったジム・ハットンが、フレディと出会う1987年から、1991年にフレディが亡くなるまでの8年間の彼との暮らしと、その後の数年までの出来事が記録されている。

 

フレディ死後から2年後くらいに執筆された著作でジム・ハットンの記憶がまだ鮮明だったこともあり、8年間のフレディとの生活での細かい事柄や言動、普段の生活の様子がかなり事細かに描写されている。
ある年のクリスマスや誕生日には何をプレゼントしあって、海外旅行ではどんなお土産を買ったのかなど、とにかく具体的に書かれていて、普通だったら、そんな細かい情報いちいち書かなくてもええわ!ってなりそうなんだけど、これが不思議なことに、読んでいて苦痛にならなかった。

例えば、ジムが行きつけのペット・ショップでたまたま可愛い子猫を見かけて、買おうか買うまいか悩むエピソード。
なぜなら、大の猫好きなフレディだけど、彼の承諾なしに勝手に買って帰るとブチ切れるかもしれないからだ(ワガママで癇癪持ちなスーパースターなので、すぐにキレるこのオッサン!)。
ある日、あまりに可愛かったので思わず買ってきてしまった子猫をフレディに恐る恐る見せようとしたら、ジムの胸元からぴょこんと出ていたシッポを目ざとく見つけたフレディがニヤニヤしながら「また猫を買ってきたのか!」と咎めながらも、すぐに子猫を抱きしめてめちゃくちゃデレデレするという・・
・・こんなフレディの萌えるエピソードが満載なので、読んでいるこちらまでニヤケてしまう。

 

また、フレディとの愛のコミュニケーションの様子も度々ぶち込まれてくる。
フレディがジムを強く抱きしめて、熱烈なキスのあと激しく体を求めてくる話とか・・
もうね、カトちゃんケンちゃんのヒゲダンスみたいなごっつい口ヒゲを生やしたオッサン2人が、ブチューッ!って音が聞こえそうなくらい激しいキスをするシーンがいちいち頭に浮かんでくるので、読んでいるこちらは困ってしまうという・・

 

映画でも表現されていたが、ジム・ハットンという人はかなり誠実な人のようで、フレディにナンパされた最初の出会いでは、彼氏がいるからとフレディの誘いをピシャっと断っている。
というか、ロックに疎いジムはフレディ・マーキュリーの存在すら知らなかったそうだ。
それから、付き合いだした当初のフレディも、ジムに対しては単に好みのタイプだっただけで、沢山いる恋人の一人という扱いだったが、ジムのピュアで誠実な人柄に次第に惹かれていき、ジムにとっても、めちゃくちゃワガママで自分勝手ながら、寂しがり屋で情にもろく、実は優しいフレディを心から愛するようになり、最終的にはお互いにとって最愛のパートナーとなる。

 

あくまでジム・ハットンの目線で書かれた著作であり、書かれたことが全て真実であるかは誰にも判断できないし、また、ジムが真実だと思って書いたことも実は他者からみると相違していることもあるかもしれない。でも自分としては、本書の内容を疑う気にはなれなかった。
だって、当時は発症したら確実に死に至る病であるエイズを、自分にも感染させた張本人かもしれないフレディを、最後まで見捨てることなく献身的に看病し、愛しぬいた男が書いた話だから。

 

なお本書の最終章は、フレディの元カノであり、長年に渡ってフレディのマネージメントも行っていた、メアリー・オースティンへの、ジムの非難がましい恨みつらみで締められているので、読後の感想は後味が悪いものになってしまう。

ジムはメアリーのことを友人だと思っていたし、彼女も同じように思ってくれていると信じていたが、実はメアリーはジムや、彼と同じくフレディのゲイの友人たちを心よく思っていなかったらしい。
実際に、フレディ亡きあとの彼女は、最後までフレディに付きっきりで看護して実際に看取ったジムや他の仲間を、長年彼らがフレディと暮らした大邸宅(ガーデン・ロッジ)から追い出すように退居させ、彼らの存在をないがしろにするような態度で終始したそうだ。

 

ジム目線で書かれたこの章を読んだら、メアリーってなんてイヤな女なんだろう!って印象にしかならない。

ただ、本書のAmazonレビューである人が書いていたのだが、メアリーは売れない頃からのフレディとのビジネスパートナーであり、フレディが成功してからもキッチリと彼のマネージメントをこなした恩人であるため、フレディも最後まで彼女には頭が上がらなかったし、ビジネス上では一番感謝し、頼りにもしていた。
なので、フレディの遺産の殆どが彼女に渡るのも、ある意味しょうがないのかな、と。
(それにしても貰い過ぎのような・・)


また、2度目の出産を控えた彼女にとっては、たとえフレディの大切な存在であっても、エイズという恐ろしい感染病を患っているジムや他の仲間たちを、自分がフレディから譲り受け、近く移り住む予定のガーデン・ロッジから排除したいと思うのは、母親としては当然な気持ちだろう、とも。
そもそも当時の一般的な女性の感覚として、ゲイ男性を好意的には見れなかっただろうし、ましてフレディと付き合っていた頃に浮気された相手は男性だったのだ。
・・なるほど確かにメアリーの目線で見れば、ジムに対するメアリーの扱いは、メアリー本人にとっては悪意はなく、フレディの最高のビジネスパートナーとして、また母親としては、当然の行いだったのかもしれない。

 

このように、フレディを取り巻くあらゆる人々にとって、それぞれ違うフレディ象があり、様々なフレディとの事情や思惑もあったと思うが、何と言ってもフレディの生涯で一番親密であった(フレディ亡き今となっては確かめる術はないが)ジム・ハットンが綴った本書は、取り立ててフレディやクイーンのファンではない自分にとっても、かなり興味深く読むことが出来たし、フレディの新たな魅力に触れることができて、読んでよかったと思った。(さすがに泣きはしなかったけど・・)

 

ちなみに本書だが、2004年に一刷が発行されてから長らく増刷されなかったため、Amazonでは在庫なしだった(中古ではプレ値(4~5千円)になっている)。
なのでダメ元で楽天ブックスを確認してみたら、定価(税込1,944円)で購入することができた。
現在のクイーン特需を逃すまいとする出版社が、実に14年ぶりに増刷をかけた版を、運よく手に入れることが出来たためだが、既に増刷分もはけてしまったらしく、現在はどこも在庫なしになっている。(2018年12月21日現在)
・・なので、読みたい人はもう少し待った方がいいですよ。

 

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