okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

映画

『ベスト・キッド:レジェンズ』 感想

ハッキリ言って期待していなかった。 まず今回のキッド、ベン・ウォンのビジュアルがなんとも地味。まぁ、2010年のウィル・スミスの御子息が主演のリメイク版よりは数倍マシだろうけど・・ウィル・スミスの御子息、ヒョロすぎ。いくら何でもあんな華奢なチビ…

『大長編 タローマン 万博大爆発』 感想

予告を観たら面白そうだったので観に行ったが、実は2022年にNHK教育で放送されていた本編ドラマは一度も視聴したことがなかった。映画版鑑賞の前に、どんなドラマだったのかちょっとだけ観てみたいと思ったが、動画サイトでは1話たりとも無料配信していない…

『黒川の女たち』 感想

松原文枝監督『黒川の女たち』を鑑賞。 敗戦後、満蒙開拓団として満州に移住した「黒川開拓団」の女性たちが、日本への引き揚げ前に、開拓団の幹部から「性接待」を強いられ、ソ連兵から性暴力を受ける。しかし日本へ引き揚げた後も、地元民から差別を浴び、…

『桐島です』 感想

毎熊克哉を初めて知ったのは、『男はつらいよ』の車寅次郎の遊び人の父親、車平造を演じたNHKドラマ『少年寅次郎』にて。少年時代の寅次郎に冷たく当たる嫌な役柄で、ドラマとわかっていても観ていて不快になるほどのクズ親父ぶりで、印象深い役者さんだと思…

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』 感想

まぁとにかく大変なことになっていて、映画館での上映回数が半端ないが、他の上映作品を押しのけた甲斐があってか、観客動員もグングン伸びているという。それというのも、2020年に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、なんと日本歴代興行収入第1…

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』 感想

「鬼滅の刃」の煽りをもろに喰らって、なんと公開初日からIMAX上映が早朝と夕方の2回のみという・・しょうがないので公開2日目、いそいそと夕方のIMAX上映会で鑑賞してきたが・・ レトロフューチャーなデザインと、ペドロ・パスカルやヴァネッサ・カービーな…

『スーパーマン』 感想

思えばリチャード・ドナー監督、クリストファー・リーヴ主演の『スーパーマン』が華々しく公開されたのは1978年。当時まだ小学校高学年くらいだったので、単純に「スーパーマンかっけー!」と思っていたし、昭和の御代では、胸にアルファベットの「S」のマー…

『国宝』 感想

スルーのつもりだったが、各所で評判だったので観てみることに。所詮アイドル映画だろうと腐すつもりだったが、普通に面白かったの巻。 吉沢亮クンと言えば、若手俳優の中では演技が上手い印象があった。改めてウィキペディアでフィルモグラフィを確認したら…

『Mr.ノボカイン』 感想

・・み、”Mr.”て・・邦題に”Mr.”が付いた、こんなポスターの映画なんて基本スルー。しかし今どき、こんなダサダサな邦題とポスターってのが逆に気になって、予告動画を観たら意外と面白そうだった。 ・・てか、『Mr.ビーン』や『Mr.ダマー』も、原題に”Mr.”…

『JUNK WORLD』 感想

堀貴秀監督の衝撃的なストップモーション・アニメ映画である『JUNK HEAD』。その待望の続編である『JUNK WORLD』がついに公開の運びとなったので、早速鑑賞してきた。 1作目の『JUNK HEAD』、実は Amazon Prime Video でしか視聴したことはないが、良作なの…

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』 感想

ミッション:インポッシブルシリーズについては全く興味がなく、新作の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』もスルーのつもりだった。 しかし先日、テレビ放映されていた前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』を流し…

『サブスタンス』 感想

「思ってた映画じゃない!」という感想が多いそうだけど、まったくその通りだった。 還暦を迎えたデミ・ムーアが、50歳を迎えて旬が過ぎた女優を演じるということで(既にサバを読んでいて笑える!)、割と社会派作品かと思っていたら、いきなり『魔界転生』…

『かくかくしかじか』 感想

東村アキコ先生の名作の実写映画化ということで楽しみではあったが、主演の永野芽郁に少し不安があった。というのも、彼女が出演した映画もドラマも観たことがなかったので(昔の出演作は2、3作観たことがあったが、子役でチョイ役だったので記憶がない)、…

『サンダーボルツ*』 感想

言わばマーベル版『スーサイド・スクワッド』のような作品で、はみ出し者がチームを組んで強敵と闘うといったアレ。 思えばDCEUの『スーサイド・スクワッド』は残念な出来の作品で、ジェームズ・ガンがメガホンを撮ってリブートした『ザ・スーサイド・スクワ…

劇場版『僕とロボコ』 感想

じっちゃけ、劇場版と言われてもそこまで期待していなかった。しかも上映時間は60分。いくらテレビアニメ版の尺が1話3分だったからって、さすがに短くね?なのにチケット料金は通常料金だし。じっちゃけボッタくりっしょ!しかも公開日が、あの名探偵コナン…

『シンディ・ローパー:レット・ザ・カナリア・シング』 感想

1980年代。当時、ウーパールーパーがブームで、フジテレビアナウンサーの故・逸見政孝アナが「今日、成田空港にシンディ・ルーパーさんが到着しました」と報道したネタが話題になった。そのお陰で、未だに自分のなかで、シンディ・ローパーとシンディ・ルー…

『エミリア・ペレス』 感想

題材が面白そうだったのもあるが、ゾーイ・サルダナが出演しているので観に行った。ゾーイ・サルダナも最近は体色が青だったり緑だったりの役柄が多かったので、ナチュラルな体色では久しぶりな作品のような気がするな。 なお本作、以前から予告を観て興味が…

『教皇選挙』 感想

『教皇選挙』、コンクラーヴェと言えば、ダン・ブラウン原作の小説で、トム・ハンクス主演で映画化もされた、『天使と悪魔』を思い出す。この作品で初めてコンクラーヴェなるものを知った。 コンクラーヴェとは、ローマ教皇が死去した際、次期ローマ教皇を選…

『おーい!どんちゃん』 感想

新宿武蔵野館にて2週間限定上映の『おーい!どんちゃん』。観に行く2日ほど前まで、本作のことは全く知らなかった。完成してからも上映される機会が少ないながら、じわじわと人気が出てきた作品らしい。いったいどんな作品なんだ? oooooi.wixsite.com 沖田…

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』 感想

予告編を観てもまったく面白そうな作品に思えない。 そもそも、主役のサム・ウィルソン/ファルコン自体に興味がない。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では、キャプテン・アメリカの単なるサイドバックだったという印象しかなく、ディズニー…

『セブン』4K版 感想

デヴィッド・フィンチャー監督の名作『セブン』4K版、IMAX上映。この作品、劇場で観たことなくて、昔レンタルやゴールデン洋画劇場とかで観たけど、よくよく考えたら、よくこんな作品テレビでやってたな・・今じゃ絶対に放送できないし、そもそもこんな救い…

『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』 感想

さすがに昨今、カンフー映画は食傷気味。よく考えたら、新作の香港カンフー映画は、2021年の元旦に観に行った谷垣健治師父の『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』以来、劇場で観てないし、期待していたその作品も思ったほど面白くなかったので、余計にカンフー…

『劇映画 孤独のグルメ』 感想

松重豊の初監督作品でもあり、テレビ東京も凄まじいまでのプロモーションを展開しているので、劇場公開されたら駆けつけようと思っていたが、ついつい観に行くのが遅くなってしまった。 まぁ、ただでさえストーリーに起伏の無いテレビドラマの映画化だし、黙…

『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』 感想

「アプレンティス」とは「徒弟」や「見習い」という意味だそうだが、トランプがホストとして出演していた「The Apprentice」というリアリティ番組が2000年代初頭に放送され、この番組によってトランプが全国区で知られる有名人になったらしい。 『アプレンテ…

『サンセット・サンライズ』 感想

原作小説は未読だったが、菅田将暉が釣りバカ日誌のハマちゃんよろしく、釣り好きのお気楽サラリーマンを演じるらしいと聞いて興味を引かれ、どんなストーリーなのか全く知らずに観に行ってきた。 日本がコロナ禍の狂騒に突入した2020年。宮城県気仙沼市「宇…

『どうすればよかったか?』 感想

ポレポレ東中野で昨年から公開されているのは知っていたが、どんな作品なのかよくわからないまま年を越してしまった。そして、正月だというのにあまりにも観たい映画がなかったので、「どうすればいいかな?」と思っていたが、渋谷のユーロスペースで観やす…

『プライベート・ライアン』 感想

2025年、新年。映画初めは名作『プライベート・ライアン』 立川シネマシティのシネマ・ワンの30周年、シネマ・ツーの20周年記念の企画、シネマシティ周年企画【CC20/30】 「『ようこそ映画音響の世界へ』のセカイへ」の極上音響上映のラインナップの一つ、と…

『拳銃と目玉焼』 感想

『侍タイムスリッパー』が異例の超ロングランで、今年の邦画界の話題をさらいまくった安田淳一監督の映画監督デビュー作、『拳銃と目玉焼』(2014年)を、やっと鑑賞することができた。さすがStranger! なんと、製作費が750万円、平均スタッフ数が3.5人という…

『リヴァース・アングル:ニューヨークからの手紙』、『ハメット』 感想

新宿武蔵野館で上映中のヴィム・ヴェンダース監督作品『ハメット』と、併映作品である、同じくヴィム・ヴェンダース監督の『リヴァース・アングル:ニューヨークからの手紙』を観てきた。 中高生時代は村上春樹が普通に大好きだったが、大学生になってからパ…

『家族ゲーム』 感想

池袋の新文芸坐で開催された「森田芳光70祭2024 in 新文芸坐」で上映された、森田芳光監督の『家族ゲーム』を、実に40年ぶりくらいに観てきた。 当時は中学3年生か高校1年生のときだったか・・とにかく、初めて観た時の衝撃は凄まじく、本間洋平氏の原作も慌…

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