okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

祝!『薔薇の名前』読み終わったど~!

絶対に途中で挫折すると思ってた映画『薔薇の名前』の原作、ウンベルト・エーコ著『薔薇の名前』の単行本上下巻、なんとか読むだけは読めたので自分記念に! 今年の5月1日、何十年か振りで劇場で鑑賞したジャン=ジャック・アノー監督作『薔薇の名前』が面白…

大島やすいち先生版『剣客商売』について

剣客商売 1巻 作者:大島やすいち,池波正太郎 リイド社 Amazon 時代劇小説の金字塔、名作中の名作といえば池波正太郎の『剣客商売』で、これはもう死ぬまでに何度も読み返すことができるだろう。故に過去に何度もドラマ化されて、藤田まこと主演のシリーズは…

吉川晃司 LIVE 2022-2023 “OVER THE 9” at 日本武道館

最近、宮城谷昌光先生の歴史小説をkindl合本版で読み直している。 宮城谷作品の魅力は、中国の春秋戦国時代という、資料も資料自体の信ぴょう性も乏しい古代の物語を活き活きと描きながら、決して史実から外れない冷静で誠実なストーリーテリングにある。例…

星野陽平『増補新版 芸能人はなぜ干されるのか?』

『芸能人はなぜ干されるのか?』あまりにも直球でひねりもないタイトルから、どうせネットで散見できる通り一遍のゴシップ記事だけの本だろうと高を括っていたが、AmazonのPrime Readingで電子書籍版が無料だったので読んでみたら、これが驚いた。 芸能プロ…

白取千夏雄『全身編集者』 とにかくスゴイ本。みんな読んで!

伝説の月刊漫画雑誌『ガロ』の副編集長だった白取千夏雄さんの自叙伝『全身編集者』を読んだ。 特殊出版レーベル「おおかみ書房」の編集長であり、白取千夏雄さんの直弟子でもあった劇画狼さんが出版された、なんと初版1000部のみという貴重な著作。劇画狼さ…

がめつくストロング~毒舌OLラッパー、世間をぶった斬る! #Charisma.com #カリスマドットコム

Charisma.comを2014年に初めて知ってから5年間、ずっと自分のiPodからアルバムが途切れることがなく、今でも飽きずに聴いてられるのがよく考えたら不思議で、やっぱカリスマ好きなんだと思い直してそういえば本出してたなと思ってAmazonでチェックしたらさす…

ジム・ハットン『フレディ・マーキュリーと私』

絶賛上映中・・というか、いったいいつまでやるの!?くらいロングラン・ヒットになっている『ボヘミアン・ラプソディ』。 劇中にも登場した、フレディの最愛の恋人であり、彼を最後まで看取ったというジム・ハットンがフレディとの生活を綴ったという本書、…

アーネスト・クライン『アルマダ』

『レディ・プレイヤー1』の原作者アーネスト・クラインの2作目になる小説『アルマダ』。 Amazonレビューではラノベと揶揄され、ストーリーには確かにヒネりも少なく、キャラクター造形も『レディ・プレイヤー1』ほど深くはないものの、さすが筋金入りのギ…

川崎貴子さん『愛は技術 ~何度失敗しても女は幸せになれる。~』 感想

起業家であり「女のプロ」としても知られる川崎貴子さんの著書『愛は技術 ~何度失敗しても女は幸せになれる。~』を、今更ながら読ませて頂いた。 川崎社長の記事はネット上ではよく読んでおり、いずれは著作も読みたいとは思いつつも、著作のテーマが若い…

『ゲームウォーズ』(原題:Ready Player One)を読んだ! #レディ・プレイヤー1

スティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』の原作小説である本作だが、日本版タイトルがなんと『ゲームウォーズ』だ!映画を観なかったら、このタイトルを書店で見かけても決して手に取ることはないだろう雑なタイトル。まぁ映画で認知度が上…

機龍警察、こんなに面白いのになぜまだコミカライズすらされないの?

先日、文庫版『機龍警察 自爆条項 完全版』を読み終えた。 機龍警察 自爆条項〔完全版〕 上 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 月村了衛 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/07/15 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 機龍警察 自爆条項〔完全版〕 下…

今年読んだ「先の大戦」関連の映画や本やコミックスなど

「先の大戦」 = 第二次世界大戦 といえば、年明けに話題作『この世界の片隅に』を観たのを皮切りに、今年もいくつか関連の映画を観たけど、特に印象に残ったのはメル・ギブソン監督作『ハクソー・リッジ』と、『ハクソー・リッジ』を観る前日に予習的な意味…

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』読んでみた

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 作者: カズオ・イシグロ,土屋政雄 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2008/08/22 メディア: 文庫 購入: 32人 クリック: 197回 この商品を含むブログ (332件) を見る 分類王で「日本キャンディーズ協会」代表でもある…

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んだか?

流行りの「怖い絵展」の影響で、今更ながら中野京子著『怖い絵』シリーズを読んでいるのだけど、ムンクの『思春期』という絵画の解説を読んでいたら、丁度読み終わった『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』でも、登場人物の女性アンドロイドが美術館でこの…

『吉田豪の"最狂"全女伝説』VS『笑撃! これが小人プロレスだ』

オリンピックには全く興味がないんだけど、あらゆる場所で放送されるので、積極的に視聴する気が無くても、ついつい1シーズンで3時間くらいは観てしまっている。 なので、「人生でオリンピック観たのなんてトータルで30分もない」と言い切る吉田豪さんはス…

ひっさしぶりに『家畜人ヤプー』読んだらやっぱり面白かった(備忘)

沼正三の長編SF/SM小説『家畜人ヤプー』をご存じだろうか? 学生時代(30年以上前)に読んで衝撃的だったこの作品。kindle版が半額だった昨年に購入し、最近やっと読み始めて読了したのだが、今読んでもやっぱり魅力的な作品で、現代においてもまったく色褪…

安堂ロイドを忘れるな!

こんにちは! 『あ、安堂ロイド?安堂ロイド?』と、思わず5度見してしまうほど高インパクトなタイトル。2013年に放送されて話題沸騰だったキムタクドラマ『安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜』を、あなたは覚えていますか? キムタクドラマなぞ今まで1つも観…

成長なんて大人になったらとっくに止まってる

こんにちは! アーケード・ゲーム界において不断の努力で長らく世界のトップクラスを守り続け、現在でも日本はおろか全世界のゲーマーから尊敬されているプロ・ゲーマー 梅原大吾。 ちきりんさんをして「成長オタク」と言わしめた梅原大吾さんの著書『勝ち続け…

BABYMETALと魂(ソウル)のゆくえ

こんにちは! ピーター・バラカン氏の「BABYMETAL世も末」騒動がネット上で話題になり、久しぶりに『魂(ソウル)のゆくえ』が読みたくなりました。 本書は、氏が愛するソウル・ミュージックの初心者向けの解説書。学生時代、この本で紹介されたミュージシャ…

火星の人

こんにちは! 「宇宙飛行士は本質的に頭がイカれているからな。 そして実に気高い。」 先日観た映画『オデッセイ』の原作小説、『火星の人』をkindle版で読みました。 火星の人 作者: アンディウィアー 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/09/30 メディ…

やくざと芸能界、吹けば飛ぶよな男だが

こんにちは! 書店で妻が立ち読みしていた本を何気なく覗いたらなんとなべおさみ著『やくざと芸能界』! やくざと芸能界 (講談社+α文庫) 作者: なべおさみ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/12/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る あの話題…

『プリンス論』と『ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い』は西寺郷太さんの音楽愛に溢れている

こんにちは! 西寺郷太さんについては存じ上げず、なんとなく『タモリ倶楽部』で見たことあるな、程度の認識しかありませんでしたが、実はロックバンド「ノーナ・リーヴス」を率いるミュージシャンで、かつ著名な音楽プロデューサーであるとのこと。 そんな…

イケダハヤト!

こんにちは! (いきなり敬称略タイトルで大変申し訳ありません。) 先日、あのイケダハヤトさんのブログに、自分のブログを紹介していただきました。 しかもトリで、私のブログ内の画像まで載せていただいて・・・ お陰様で、一時的ではありますが、PVも激増!…

先行者はいまどうなったか、というかそもそも先行者って本当に中国で開発されたのか?

こんにちは! 以前読んだ家入一真さんの『我が逃走』が面白かったので、『こんな僕でも社長になれた』も読んでみました。 本書も面白く読ませてもらいましたが、驚いたのは家入さん、2001年にネットでメチャクチャ流行った「先行者」のポータルサイト「先行…

家入一真とシモダテツヤと仲間たち

こんにちは! 紫原明子さんの文章が好きで、cakesの連載もかかさず読んでいます。 家族無計画 しかし元ダンナさんである家入一真氏については殆ど知らなくて、奥さんに三行半を突きつけられるようじゃ、どうせろくでもないヤツなんだろうと勝手に思っていま…

日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

こんにちは! ちきりんさんが今年の課題図書にあげた本、半藤一利著『昭和史 1920-1945』を今更ながら読み始めましたが、確かに読みやすくて面白い。 今年のソーシャルブックリーディングは8月8日! まだ1冊目の半分程度しか読めてませんが、これまでに読ん…

処女刑事!

こんにちは! なにげなくAmazonのkindle本ランキングを眺めていたら、ちょっとインパクトのあるタイトルが。 「がきデカ」、「スケバン刑事」、「おやこ刑事」、「野獣刑事」、「海パン刑事(汚野たけし)」・・・ 古来から、刑事と書いて「デカ」と読ませる刑…

靖国神社と鳥肌実

こんにちは!「我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」今年は終戦70年目の節目の年でもあるということで・・・というワケではなく、単にkindleでセール中(299円)だったので、『靖国神社』島田裕巳(著)を読みました。靖国参拝問題など何かと…

君主論あれこれ

こんにちは!ご存知、マキアヴェッリ著の『君主論』ですが、関連本なんかは何冊か読んだことがあったのですが、恥かしながら著作自体は読んだことありませんでした。以前にご紹介した『チェーザレ 破壊の創造者』という歴史大作コミックを読んで、改めて『君…

まんしゅうさんの勢い止まず!

こんにちは!二次使用とか言われるとウザイので顔は隠しています。前回のまんしゅうきつこさんの著書 『アル中ワンダーランド』の記事 を書いてて色々調べていたら、なんとまんきつ先生、顔出し解禁だけでなく、雑誌『週刊SPA!(スパ) 』でグラビアに初挑戦!…

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