okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『猿の惑星/キングダム』 感想

 

昔(1968年~)の古い『猿の惑星』シリーズ全5作を「オリジナル版」、2011年の『猿の惑星: 創世記』から本作『猿の惑星/キングダム』までの4作を「リブート版」と称しているらしい。
新旧の間、2001年のティム・バートン監督作『PLANET OF THE APES/猿の惑星』は「リ・イマジネーション版」とのこと。なんじゃそら。

 

 

テレビでさんざん観た、チャールトン・ヘストン主演の1作目『猿の惑星』がなんだかんだで一番よく出来ていて好きなんだけど、オリジナル版の以降の作品はまともに観たこともないし、観る気もしない。
リブート版は、1作目の『猿の惑星: 創世記』はそれなりに面白かったが、続編の『猿の惑星: 新世紀』はそれほどでもなく、3作目の『猿の惑星: 聖戦記』は結局観てないな。
・・『PLANET OF THE APES/猿の惑星』は・・それなりに面白かったし、CGではなくリック・ベイカーの特殊メイクを使用した猿マスクもリアルだったが、オリジナル(1作目)を超えるほどではなかった。

ということで本作『猿の惑星/キングダム』も期待値は高くなく、単なる暇つぶしで観に行ったのだけど、突っ込みドコロは多いながら、思ったより脚本がシッカリしていて楽しめた。
アクションも迫力があり、ゴリラが一番の悪役というのもそれらしくて良かった(・・実際にはチンパンジーの方が攻撃性が強く危険で、ゴリラは温和で争い事を嫌う動物らしいが・・)。
猿と人間がストーリー上では共闘するも、最後まで決して交わらないという点も渋くて良い。

 

・・ただその「リブート版」は、猿がオールCG合成で、かつリアルな類人猿なのが、どうも気に入らない・・
表情が人間の役者のモーションキャプチャーで作られているので、妙に人間っぽいのもしゃらくさいというか。あぁハイハイ。CG見事だよねーって感想しか持てないので、どうも「猿の惑星」を観た気がしないのだ。
なんつーか、昔の『スペクトルマン』のゴリとラーとか、『SFドラマ 猿の軍団』の猿みたいに(昔の日本のドラマばっか!)、人間がそのまま演じて、おっかない猿のマスクだけ付けた、昔ながらの猿の惑星の最新作が観たい。

 

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