okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『 コマンドー4Kニューマスター(字幕版)』 感想

f:id:okureje:20191215230750j:plain

 

シュワルツェネッガーから永久専属声優として公認された玄田哲章さんの日本語吹替版コマンドーなんて、それこそ大昔からテレビの洋画劇場でさんざん視聴しているので「何を今更」感もあったのだが、考えてみたら本作を劇場で観たことがなかったので、ならば字幕版で・・・ということで、立川シネマシティにて鑑賞した。

しかし何と、妻はコマンドーなんてクッソ馬鹿にしており、今の今までマトモに視聴したことがないという。
まぁ本作への女性の感想などは、だいたいそんなものだろう。
そしてその直感は正しい。本作はボンクラ達が泣いて喜ぶ真正のバカ映画だ。

 

いくら愛娘を助けるためとは言え、敵のアジトに辿り着くまでに自慢の筋肉を使って狼藉の限りをつくすシュワ。
空港ロビーで公衆電話ボックスを両手で持ち上げ投げつけるわ、たまたま居合わせた女性の小型車の助手席に無理やり乗り込むために座席をバリバリッ!と剥がして捨てるわ、挙句の果てには武器を調達するために、軍放出店にブルドーザーで突入するわ・・・
・・せめて忍び込めや!お前はプリウスを運転する高齢ドライバーか!

 

さすが80年代のハリウッド作品で、現代では逆立ちをしても出来ない演出の数々なんだけど、意外と脚本には隙がないためテンポもよく、頭を使わずに、ものすごく楽しめる作品になっている。
子役のアリッサ・ミラノもしっかりした演技をしているし、シュワと漫才のような掛け合いをするヒロインのシンディを演じるレイ・ドーン・チョンのコミカルな演技もナイスなので、安心して観ていられる。
また、アカデミー賞も受賞したジェームズ・ホーナーの映画音楽も耳に残る名曲だし、本作が公開から30年以上経っても未だに愛されている理由もわかろうというものだ。

 

なお本作のテレビ放映された日本語吹替がネット上で人気があったことを今まで知らなかったが、改めて字幕版を鑑賞したら、確かに多少の物足りなさを感じたのは事実。

圧倒的に外国映画は日本語吹替ではなく字幕で観たい派なのだが、あまりにテレビ放映版のイメージが強い作品、例えば、ジャッキー・チェンの『酔拳』なんかは、石丸博也&小松方正の日本語吹替と、日本公開版に日本が勝手につけた四人囃子「拳法混乱(カンフージョン)」を聴かないと映画を観た気がしないのと同様、『コマンドー』も日本語吹替版を劇場で鑑賞したほうが、より気分が上がったかもしれない。

 

ちなみに、本作の日本語吹替で一番印象に残っているのは、ラストでシュワが宿敵ベネットを鉄パイプで串刺しにして殺すシーンのセリフ「これで腐ったガスも抜けるだろう」だ。
英語では "Let off some steam, Bennett!(溜まった鬱憤を吐き出せよ、ベネット!)" で、日本語字幕だと「蒸気を抜け、ベネット!」と、イマイチ気の抜けたセリフだったので迫力に欠けるのだ。

ただ「これで腐ったガスも抜けるだろう」バージョンはTBS吹替版(声優は屋良有作さん)で、テレビ朝日吹替版の玄田哲章さんのセリフではなかったのが惜しい所だ。

 

f:id:okureje:20191215230754j:plain

 

コマンドー (吹替版)

コマンドー (吹替版)

  • 発売日: 2015/04/24
  • メディア: Prime Video
 
コマンドー (字幕版)

コマンドー (字幕版)

  • 発売日: 2015/04/24
  • メディア: Prime Video
 
コマンドー <日本語吹替完全版> [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

コマンドー <日本語吹替完全版> [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2019/10/23
  • メディア: Blu-ray
 
コマンドー ディレクターズ・カット(製作30周年記念日本語吹替新録版/台本付)(初回生産限定) [Blu-ray]

コマンドー ディレクターズ・カット(製作30周年記念日本語吹替新録版/台本付)(初回生産限定) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2017/04/26
  • メディア: Blu-ray
 
コマンドー <日本語吹替完全版> [Blu-ray]

コマンドー <日本語吹替完全版> [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2019/10/23
  • メディア: Blu-ray
 

 

鳥肌実 東京毒炎会「神風元年ハードコア漫談」 at 両国SUNRIZE

f:id:okureje:20191215230516j:plain

 

半年ぶりの鳥肌実中将の毒炎会。

 

f:id:okureje:20191215230528j:plain

 

場所は両国のライブハウス、両国SUNRIZE。

 

f:id:okureje:20191215230544j:plain

 

両国と言えば国技館や江戸東京博物館、すみだ北斎美術館など、和のスポットのイメージで、こんな場所にライブハウスがあるとは意外だったが、JR両国駅からほど近くアクセスもよい。

 

f:id:okureje:20191215230554j:plain

 

半年前の八王子毒炎会の頃からさらにふくよかになったと見受けられる閣下だったが、ご自身も、宿敵である池田〇作のビジュアルそっくりとなってしまって、実は(大作のことが)好きだったのではないか?と自己分析されていた。

 

映像ネタを交えての時事ネタを披露する独演会スタイルは毎度お馴染みだが、今回は観客からの(強制)質問コーナーもあり、両国SUNRIZEでの、12月14日、15日、21日、22日の4DAYSというロングランを質問コーナーで間を持たそうとされているのかな?と若干、疑ってしまった。

 

なお今回印象的だったのは、普段は他人の悪口しか言わない閣下が、珍しく山本太郎を褒めていたことだ。ネタの間で垣間見られた本音という気がした。

また今回は立花孝志ネタも多かったが、N国からは鳥肌中将に声が掛からないのだろうか。閣下がN国入りしたら面白いと思うのだが。

 

というわけで今回も満員のお客さん大爆笑のステージでした。

 

f:id:okureje:20191215230607j:plain

 

無為こそ過激! [DVD]

無為こそ過激! [DVD]

  • 出版社/メーカー: ことり事務所
  • 発売日: 2010/11/17
  • メディア: DVD
 
トリズム

トリズム

  • アーティスト:鳥肌実
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 2004/08/01
  • メディア: CD
 
玉と砕けよ! [DVD]

玉と砕けよ! [DVD]

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2003/08/06
  • メディア: DVD
 
廃人玉砕

廃人玉砕

  • 作者:鳥肌 実
  • 出版社/メーカー: 青林堂
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 単行本
 
魂のアソコ [DVD]

魂のアソコ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2006/03/10
  • メディア: DVD
 
トリズム

トリズム

  • アーティスト:鳥肌実
  • 出版社/メーカー: ことり事務所
  • 発売日: 2004/08/01
  • メディア: CD
 
タナカヒロシのすべて デラックス版 [DVD]

タナカヒロシのすべて デラックス版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: DVD
 
鳥肌黙示録

鳥肌黙示録

  • アーティスト:鳥肌実
  • 出版社/メーカー: ことり事務所
  • 発売日: 2001/11/19
  • メディア: CD
 

 

【スポンサーリンク】