okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『ジプシー・フラメンコ』 感想

こんにちは!


poster



昨日、『ジプシー・フラメンコ』を観てきました。


伝説のフラメンコ・ダンサーといわれるカルメン・アマジャ(Carmen Amaya)
生誕100年を記念して制作されたドキュメンタリー作品です。



Carmen Amaya


女流監督の腕の冴えか、ドキュメンタリーでありながら物語のようにストーリー性がある作品でした。


バルセロナのミュージシャン達にセッションに誘われた、カルメン・アマジャを大叔母にもつ現代の有名舞踏家であるカリメ・アマジャと、


Karime Amaya

彼女の母で、カルメン・アマジャの姪であり、同じく名舞踏家であるメルセデス・アマジャ・ラ・ウィニー



Mercedes Amaya


2人の舞踏家とミュージシャンたちの舞台稽古をメインに描きます。
そして本番の舞台がラストシーンになります。

とにかくカリメ・アマジャの舞踊、ステップは素晴らしく、まさに超絶技巧。
人間はどうしたらあんなステップが踏めるのか?

※サパテアード(フラメンコで足を踏み鳴らす動き)というそうです。

ラストの本番の舞台シーンですが、
確かに素晴らしかったのですが、なんとなく尺が短かったのと、母娘の舞踏シーンは上半身アップが多く、もう少し引きで見せてくれると良かったのに・・・と思いました。


★★★★★ 


なおタイトルの「ジプシー」ですが、最近では差別用語とされて「ロマ」と言い換えられる傾向にあるそうです。
・・・とはいえ、あんまり「ロマ」って聞いたことないんですが。

ただ「ジプシー」がなんとなく放送禁止的な用語になっていることは知っていたので、邦題を「ジプシー・フラメンコ」としたのもわかりやすくはあるけど、ちょっとヤンチャな感じもしました。

「ロマ」はジプシー民族の最大勢力だそうですが、ジプシー民族には「ロマ」以外の民族も含まれるため、
この呼称も少し片手落ちなイメージもあるそうです。






【スポンサーリンク】