こんにちは!
昨日、『マダム・イン・ニューヨーク』を観てきました。
意外や、今年、一番感動した映画かもしれません。
主人公のシャシは、夫、義母、生意気盛りの娘とまだ幼い息子
・・・家族を愛する、インドの裕福な家庭の専業主婦です。
チャーミングで素敵な母親なんですが、英語ペラペラの夫や娘には、英語が出来ないことをちょっと小馬鹿にされてます。
そんな彼女の姉の娘が結婚することになり、式の手伝いをするために、姉が暮らすニューヨークに単身で旅行することになります。
夫と娘、息子とは3週間後に現地で合流することに・・・
たった一人、飛行機で外国に行く羽目になった彼女、不安と最愛の家族との別れで、空港に向かう車中ではもう、永遠の別れってか!ってくらい涙、涙。
飛行機の中ではキャビン・アテンダントの英語にオロオロで、(いわゆる”Beef or Chicken ?”ってヤツですね)
着陸したらしたで、入国審査での係官の質問に、事前に練習したにも関わらず頭真っ白になってオロオロ・・・
・・・これ、本当に身につまされます。
私も数少ない海外旅行の際、入国審査のやり取りで堂々と受け答えできた記憶はいっさいありません!
「サイトシーイング(観光)!」すら言えなかった!
そしてニューヨークの地へ。
(よせばいいのに)マンハッタンのカフェに単身で入り、オーダーの際、超がつくほど意地の悪い店員にコテンパに馬鹿にされて号泣!
。。。そら泣くわ!
拙い英語をあそこまでバカにされたら泣きますって!
もうここまでで、典型的日本人の自分は感情移入ハンパなかったです。
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昔、親友の結婚式でグアムに招待してもらったとき、とある現地のショッピングモールで不覚にもトイレに行きたくなり、やっとの思いで「トイレどこですか?」と、近くにいた黒人の人に拙い英語で聞きました。
快く教えてもらったは良かったのですが、
「・・・ペラペラ、、○×∵жк^◆□☆※#$、ペラペラ ・・drftgyふじこ」
・・・あー。さっぱりわからんわ。。
結局トイレはどこだ・・
英語は話すだけでなく(スピーキング)、聴くことも重要だ(リスニング)、と改めて思い知らされた出来事でした。
つくづく第二次大戦で日本が敗れたことが悔やまれました。
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そんななか、通りを走るバスのボディにペイントされた「4週間で英語が話せる」と書かれた英会話教室の広告をたまたま見かけて、なんとたった一人で、誰にも内緒で、慣れない地下鉄に乗って、その英会話教室に通うことに・・・
果たして彼女は、わずか4週間で英会話を習得することができるのか・・・?
様々な事情でニューヨークで働く英会話教室のクラスメートたちですが、当然のごとく、彼らも英語はさっぱりです。
しかし感心したのは、会話といってもほぼ単語をつなげるだけなのですが、つたない英語を話すのに臆することがないこと。
たまたま前日、本田直之さん著の『レバレッジ英語勉強法』をなんとなく読み返してたのですが(笑)、日本人の多くが英語を話せないのは、ヘタに中途半端で無駄な英語学習を中高6年間以上していた弊害か、文法や発音の誤りを恐れる「メンタルブロック」が強烈にかかっているため。
著者も留学時代、なかなか英語が話せなかったそうなのですが、文法も発音もめちゃくちゃな移民のウェイターが恥じることも無くオーダーを取り、それが全然通じちゃっているのをたまたま見かけて、「メンタルブロック」が外れて、それから英語を話せるようになったとのことです。
少ない単語でも、なんとか会話したい、気持ちを伝えたい、という一生懸命さには感銘させられました。
いやーこの映画、英語コンプレックスが尋常じゃない日本人には超おススメ。
ラストは思わず涙、涙でした。
★★★★★
若かりし頃のシュリデヴィさん
主演のシュリデヴィさんですが、なんと御歳50歳だそうです。
『ムトゥ 踊るマハラジャ』でランガナーヤキを演じたミーナさんも相当インド美人!と思ってましたが、
いやー、インド映画界の至宝といわれているだけあって、美しさ、気品とも、シュリデヴィさんに軍配が上がりますね(笑)
●シュリデヴィさん動画
あ、『ムトゥ 踊るマハラジャ』と言えば、劇中でインド系の英会話学校のクラスメートが、「ラジニカーントは神!」というセリフがありました。
確かに、既に神!
スーパースター・ラジニ
それではー