こんにちは!
農協牛乳!
プリンスのサントラ(・・・といっても、あくまで劇中のスコアはダニー・エルフマンですが)を、それこそ擦り切れるほど聴きました(CDですけど)。
この映画の魅力はたくさんありますが、私の場合は特に下記の3点。
1.ジャック・ニコルソンのジョーカー
ジャック・ネイピアからジョーカーへのキャラクターの変貌ぶり、ジョーカーになってからのはじけっぷり。
ケレン味たっぷりの、これぞ”ジョーカー”でした。
2.マイケル・キートンのバットマン
『ビートルジュース』の後なので、当時はこのキャスティングはファンから大ブーイングでしたね。
しかし蓋をあけたら、ウィットに富んでダンディ、かつミステリアスなブルース・ウェインで、バットマンのダークな魅力を十分に出していたと思います。
3.プリンス
本当のサントラはダニー・エルフマンのスコアで、プリンスの楽曲はあくまでイメージソング的なもんですが、ゴシックなイメージの作品にゴージャスなロックの組み合わせは、なんとなく当時のバブリーな雰囲気と相まって、なかなか妙でした。
★★★★★
あと、この作品が魅力的だったのは、バットマンがいかにも怖そう、というか悪そうというか、ヒーロー然としていないところですかね。
それまでのアメコミヒーロー映画は、クリストファー・リーブのスーパーマンとか
爽やかなイメージだったので、犯罪者には容赦ないダークヒーローは珍しかったです。
『ダークナイト』では助けちゃいますが、本作ではジョーカーを助けませんし。
その他、直接的な表現は殆どなかったですが、「あ、殺っちゃった」というシーンは結構あったと思います。
クリストファー・ノーラン版バットマンとティム・バートン版バットマン、甲乙付けがたいところですが、バブリー世代の自分にとっては、やはりバートンでしょうか。
それではー