okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

『少林寺 4Kリマスター版』 感想

 

1982年の『少林寺』初公開から、実に40年もの月日が経ったのか・・
当時は中学生だったが少林寺ブームは凄まじく、学校に三節棍(さんせつこん)を持ってくるヤツまでいた。
・・いったいどこで買ったんだよ!

 

時は隋朝末期。
嵩山少林寺がある河南省を支配していた王世充(ワン将軍)の統治は過酷で、暴政の限りを尽くしていた。
父をワン将軍に殺された小虎は、ワン将軍に殺されかけたがなんとか逃げ切り、少林寺に匿われる。
少林寺では通常の修行僧のほかに武術を鍛錬する武僧もおり、ワン将軍に復讐を誓った小虎は、少林寺の武僧から武術を教わるため自ら仏門に帰依し、拳法の鍛錬に励む。
そんなある日、小虎はワン将軍に追われていた李世民(リー将軍。後の唐の第2代皇帝)を助けたが、それに怒ったワン将軍が少林寺に攻め寄せ、僧を次々と殺害していく。
あまりの非道に怒りを爆発させた小虎と武僧たちは、ワン将軍打倒に立ち上がるのだった・・

 

とにかくリー・リンチェイ演ずる小虎はどうしよもなくて、殺生を禁ずる仏門に帰依したにも関わらず、父の復讐のために勝手に少林寺を抜け出し、あげくは勝手に李世民を助けたために少林寺が襲われ、なんと管長が火あぶりの刑に処せられてしまい、あげくに世話になったタン師父まで殺されてしまうのだ。
そもそも、重症の小虎が少林寺に辿り着いたとき、少林寺のナンバー2である曇宗和尚(イェン・ディ・ホア(閻滌華))は「この者は少林寺に災いをもたらすから匿うべきではない!」と反対したにも関わらず、寛大な管長が「匿ってあげなさい。すべては御仏のままに。ナーモーアーポー」とか言って小虎を受け入れてくれたのに、結局は曇宗和尚が警告した通りになってしまった。

・・ただ、何かと小虎には厳しく当たり、頭でっかちで戒律に厳しい曇宗和尚だったが、僧たちを殺され、あげくに管長まで火刑に処された時には怒り心頭!武僧から、「このままでは皆殺されてしまいます。どうしますか?」と聞かれ、「・・悪漢どもは生かしてはおけぬ!殺せ、殺してしまえ~~!」と、僧にあるまじきブチ切れぶりで面白かった!

 

 

久しぶりに大画面で本作を堪能したが、改めて観ると、出演者の殆どが武術の達人ではあるが演技は初めてにも関わらず、さすがにセリフの上手さは中国語なので判別つかないが、表情などは豊かで、とても映画初出演とは思えないほどみんな上手だった。
リー将軍を演じたワン・クァン・チュアン(王光權)も映画初出演だったらしいが彼の表情は豊かで、特に、ワン将軍の追跡を逃れるために女中に扮した女装が妙に堂に入っており、この映画の演技指導者はどれだけ優秀なんだ!と思ってしまった。

 

 

ストーリーは単純だし、古い作品なので突っ込み所も随所にあるにはあるが、演出が巧みなので、今観ても古さを感じなかった。
例えば冒頭、小虎が剃髪し、正式に仏門に帰依する「得度式」のシーンから始まるのだが、「汝、殺すなかれ・・・お前は守れるか?」との問いに、小虎は即答できず何かを思う表情から本作の本編が始まるというドラマチックな構成になっている。

 

 

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40年ぶりに劇場で鑑賞した『少林寺』だが、4Kリマスターの画像は綺麗で、名作と語り継げる作品だと改めて感じた。当時のパンフレットもDVDも処分してしまったが、4Kリマスター版のパンフレットが販売されていたので思わず購入してしまった。

4Kリマスター版のBlu-rayが販売されたら欲しい!

 

HI-METAL R ソルティックH8 ラウンドフェイサー & インステッド 40th Anniv. レビュー

 

「HI-METAL R ダグラム 40th Anniv.」を注文したら、敵対する地球連邦軍のコンバットアーマーである「ソルティックH8 “ラウンドフェイサー”」もついでにポチリとやってしまった。

 

 

量産機ということで、ガンダムのザクっぽいデザインがそそられる。

 

 

 

 

 

それにしても、ダグラムには1台、このソルティックにもインステッド(装甲車)が2台も付属しているけど、これってそんなに物語上で重要なマシンなんだっけ?

 

 

 

シンプルなデザインが大河原邦男っぽさを引き立てている。

 

 

 

 

 

大河原邦男チックだなー

 

 

 

 

 

 

 

インステッド。

なんで2台も?

 

 

 

 

 

 

 

 

ダグラムのも含めたら3台も。

なんで3台も?2つで十分では?

 

 

 

ザクっぽいけど、決してザクじゃないフェイスがいい。

 

 

 

なんかこのダグラムといいボトムズといいザブングルといい、ガンダム以外の80年代のサンライズ系のロボットたちが未だに根強い人気があるのはなんでだろう?
やっぱ大河原邦男のデザインが昭和男たちの心にガッチリと刻まれているのかな。

 

 

 

 

ソルティックも、「朽ち果てたダグラム」っぽいポーズがある程度は可能なんだけど、腰部(ようぶ)の可動範囲がダグラムほど広くないためか、イマイチ決まらない。

 

 

「朽ち果てた」というよりは「くつろいでいるオッサン」みたくなってる。

 

 

量産機ならではの親しみやすいデザインがナイスなソルティック。
(あ、ソルティックって、このコンバットアーマーを製造したメーカー名らしい。)

 

 

バンダイらしい良品で良き。

 

 

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