こんにちは!
いまどき継続してやってる会社なんて皆無だと思いますが、2008年前後、社内SNSがブームだった時代があったと思います。
ウチの会社でも2010年くらいに社内ブログをやってました。
ちょっと思い出したので、書いてみますね。
なお弊社の社内ブログには「幹部用」と「一般社員用」の2種類があって、まずは幹部用ブログのお話。
おそらく幹部社員と一般社員が自由に意見交換することを目的として始められたと思いますが、とりあえず社長だけは、結構マメに更新していました。
「マイクロソフトのWindowsNT開発物語『闘うプログラマー』という本が面白かった」とか、どうでもいい話も多かったのですが、「仕事道具を持ったまま家族と花見に行って、花見酒で酔っ払って会社のノートパソコンを忘れてきてしまった、ガハハ!」とか、当時でもかなり深刻なセキュリティ事故だと思うようなこともサラっと書いてて、自分的には楽しんで読んでました。
ただ、その他の幹部社員は当然やる気がなく、社長の手前、1回だけ申し訳程度に更新して、それから一切更新しない人が殆どでしたが、1人だけ、いわゆる「上に従順で下に厳しい」系の部長が、
「小職は、19xx年入社以来、○○開発部畑で、20xx年に○○事業部に異動、そこから・・・」
みたいに、内容は面白くない割に力の入った記事を何度か更新した人もいました。
社内文書の一人称に「小職(しょうしょく)」とか書く奴にろくな奴はイネェな・・・と思ったものでした。
あるとき社長のブログ記事のコメント欄に、会社のやり方とか業績についてとかメチャクチャ批判的なことを書き込んだ奴がいて、たいがいはお世辞とかお追従みたいな当たり障りのないコメントばっかりなのに、思いっきり空気読まないコメントだったので、自分なんかはゲラゲラ笑って読んだのですが。
そういえば昨日、中川淳一郎さんがこんなことをツイートされてました。
まったくいらないもの2つ。携帯電話の留守電機能とブログのコメント欄
— 中川淳一郎 (@unkotaberuno) 2015, 11月 19
この幹部用ブログは、それから半年足らずで閉鎖されました。
★★★★★
次は一般社員用のブログの思い出です。
社員同士の交流とか、IT企業なので技術交流とかを期待して始めたんでしょうが、たいていの人は、大好きな鉄道についてとか、本当にどうでもいいような記事をアップしてましたが、中には会社に対してネガティブな事を書く人もいました。
ある後輩社員なんですが、当時の仕事がかなり不満だったらしく、作業用のサーバ類が置いてあるマシン室の写真をアップして、「こんなタコ部屋で来る日も来る日もインストール作業ばっかりで気が狂いそう!」とか書いたり、
そんな彼は関東から、私も所属する金沢の部署に転勤させられたのですが、この「都落ち」に相当不満を持っていたらしく、「金沢は田舎でイヤだ!」とか、しまいには、石川県のローカルテレビ局・石川テレビのキャラクター「石川さん」のデザインがダサい!とかまで書く始末。
「いくらなんでも石川さんの悪口まで言わなくても笑」と思ったものでしたが、そんな彼もしばらくして退社してしまいました。
あと当時はリーマンショックの直後くらいで、日本中が不況の真っ只中。
ウチの会社でもいわゆる「追出し部屋」みたいな部署ができて、そちらへ異動になった人のブログ記事です。
●●(追出し部屋の部署名)で放置されています。
なので、
毎日、ノルマもなくのんびり適当に過ごしてます。
①ネットサーフィンしたり、
②資格の勉強したり、
③妄想したり、
④数学の勉強をしたり、
⑤糸○さんとお話したり、
⑥いびきかいたり。
んーー 天国です。
首の前の静けさ でしょうか…
あまりに名文だったので、内容は今でもevernoteにテキストで保存しています。
当時は、ちょっと哀れに思ってたんですが、もう会社を辞めたくて辞めたくてしょうがいない今となっては、
「俺もなんとかして、追い出し部屋へ行きてぇぇぇ!」と強く思う毎日です。
あ、この一般社員用ブログも、それから半年を持たずして閉鎖されました。
それではー

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