okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

「情報処理安全確保支援士」にクラスチェンジしてみた ~ オンライン講習C 受講編

1年以上も前に、2万円強の費用(自腹)と手間ヒマをかけて登録申請した「情報処理安全確保支援士」という国家資格。

年2回実施される資格試験を受験せずとも、過去の「情報セキュリティスペシャリスト」試験の合格者であれば、カネ(と手間)さえ積めば登録するだけでクラスチェンジが可能とのことだったので、まぁ箔付けになるかも、といった軽い理由で登録申請を行った。

 

 

で、晴れて昨年の2017年10月に登録されたのだが、実は本資格の維持のためには、3年毎に14万円の費用が必要となるのだ。
内訳は、年1回のオンライン講習(1回2万円)が3年分(2万円 × 3回 = 6万円)と、3年に1回の集合講習(1回8万円)となる。

弊社では本資格試験の受験自体は社員に奨励しているのだが、資格維持費用(登録申請費用の2万円強と講習費用の14万円)については、会社が必要と認めた人材にしか負担しないとのこと。例えば、本社内でセキュリティ対策部署に所属している社員など。

 

・・正直言うと、最初から自分は費用サポートの対象ではないことは認識していたので、資格維持費用も自腹で払うつもりはあった。
・・あったはあったが、ダメもとで会社に費用負担が可能かを問い合わせてはみた。
なんだかんだ言っても昨年の10月時点で、本資格に登録しているのは弊社ではオレ一人しかいないのだ。(なんなら、本日(2018年8月)時点でもオレ一人のみ)

上司に相談してみたら、「大丈夫じゃない?上に相談してみるわ」と言ってくれたので、もしかしたら自腹切らなくてすむかも!と淡い期待をしていたのだが・・・
結果は「NO」だった。
社内の役員まで話が行ったらしいが、「はぁ?情報処理安全地帯?何ソレ?そんなどこの馬の骨ともわからん資格維持に16万円も払えるか(笑)ボケ!」みたいなことだったんだろう。

一応、従業員数1,200名以上のIT企業だよ?マジか・・と思ったよね。

じゃあ、なんで不特定多数の一般社員に本資格の受験をさせるの?と(答えは分かり切っていたが)上司に聞いてみたが、「まぁ単に、我社には資格取得者がこれだけいますよ!アピールじゃない?(維持はさせないけど)」ということだ。
ま、日本のIT企業なんてだいたいそんなもんだろ。

なお、ちゃんと受験した合格者の場合は、1年目はオンライン講習(A)を1回受講するだけでよいが、旧資格のクラスチェンジで登録した場合は、登録日から1年以内に、オンライン講習(C)と集合講習を受けなければいけない。
なので1年目は10万円が必要なのだが、それが自腹となると、なかなかパッと払う気にならない。

 

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ましてや、世間の認知度も低いし、資格取得のメリットも基本的にはゼロ。

(仮にも従業員1,000人規模のIT企業が価値を認めてない資格・・って、それは弊社が先見性がないだけか)

つーかそもそも、オレ自身が最新の情報セキュリティの動向や技術を学習したい!ってタイプではない。極めて意識低い系だ。

ただ現在、とある1部上場企業に常駐してセキュリティ・インシデント対応っぽい業務をやっているので、まぁ何となくためになるかな、みたいなノリだ。
なので、いっそのこと受講するのやめようか・・とも思っていた。

 

ということで、今の今までスルーしてきたけど、来月の9月いっぱいで期限切れになるギリギリで、やっと自腹で講習を受講する決心をした。
やはり、結構な手間と2万円以上もかけて申請した資格だと思うと、せめて3年間は維持してみるか・・となってしまった。
人間とは、なかなか損切りができない生き物なのだ。。

 

さすがに講習受講の手続きは登録申請ほど面倒な手順はなく、指定口座にオンライン講習Cと集合講習の費用総額の10万円をぶち込むだけ。
なお振込の際に、資格登録証に記載されている「登録番号」を記載しろ、とのことだったが、金融機関で振り込む場合、振込用紙などに記載できるのかもしれないが、今回は面倒なのでネットバンキングを利用したのだが、振込画面には、「登録番号」などを記載するフリースペースがなかった。
その代わり、指定のメールアドレス宛に数文字のテキストを送付できる機能があったので、講習運営事務局のアドレス宛に「登録番号」を記載して振込を行った。
処理後、ちょっとだけ心配だったので、講習運営事務局にネットバンキングで振込したことと「登録番号」をメールでお知らせしたことを個別にメールしたら、ちゃんと処理を行っているという返信がきて、その後、URLとID/PWがメールされてきた。

 

で、オンライン講習のサイトだが、思ったよりも学習しやすかった。
受講途中でログオフして一旦中断しても、次にログインして再受講した際、ちゃんと中断した画面が表示されるのと、なにより、長時間放置してもセッションタイムアウトにならないので、いちいとログオンし直さなくても学習再開できるのは非常に便利。
・・逆にセキュリティ上問題ないか心配ではあるが。


講習時間の目安は6時間とのことだったが、確かにぶっ通しで受講したら丸1日かかりそうなボリュームだった。しかし細切れで好きな時に受講できるので、空き時間にちょこちょこ受講して、だいたい5日間で完了した。
なお、セクション毎の理解度テストもそれなりに難しいので、1回で全問正解するにはそこそこ真面目にスライドの内容を理解しないといけない。

 

講義内容自体は、まぁこんなもんじゃないだろうか。
なんちゃって資格保持者としては、基礎的な内容も多かったので、それなりにためになったというのは正直なところ。

 

また、集合講習はオンライン講習Cの学習が完了しないと受講できないのだが、オンライン講習Cの完了前でも集合講習の日程予約は可能なので便利だった。
ということで、今月8月の月末に集合講習を受講することにした。なお集合講習は平日のみなので注意が必要。

 

また、集合講習の会場には、筆記用具と、オンライン講習Cの受講証明書のプリントアウトが必要なので、忘れないように印刷しとかないと。

 

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・・集合講習だが、単に講義を聴いてるだけなら楽でいいのだが、オレの大っ嫌いなグループワークがあるので、非常に面倒くさい。
社内の研修や講習でもたまにあるグループワークって、基本的に知らない人間同士でグループを組まされて、ディスカッションや発表などを行うという、非常にバカらしいイベントだよ。ウッぜぇなぁ!

 

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