okurejeの日記

フィギュアや映画や本などについて、ゆるく書かせていただきます。

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『クイール』 感想

こんにちは!


オープニング


崔洋一監督の『クイール』のDVDを久しぶりに観ました。

この手のお涙頂戴映画、ペット映画は完全に守備範囲外なのでまず観ないのですが、たまたまテレビで放送されてたのを斜めで観ていたら妙に惹かれるところがあり、後日ちゃんとDVDで観てみたら、これが非常に良作でありました。

まずすごいのが、クイールのユーザ渡辺さんを演ずる小林薫さん。
黒のサングラスに口の悪い関西弁で、(ドラマは観たことないですが)役作りはまんま、『ナニワ金融道』の桑田では?くらい、ビジュアルはそっち系の人。

主人公クイールのユーザという、”もう、泣かせて頂きますよ!”くらいの大事な役が、コテコテな関西のおっちゃんってところに、いたく意表を突かれました。

小林薫1

顧客が経営するスーパーの抵当権の品定めをする帝国金融の桑田・・・ではなく、スーパーで息子と買い物中の渡辺さん

小林薫2

スーパー経営者の追い込みに成功して灰原と缶ビールで祝杯を上げる帝国金融の桑田・・・ではなく、クイールと訓練中の渡辺さん

小林薫3

灰原に闇金の世界の厳しさと、やりがいを語る帝国金融の桑田・・・ではなく、クイールと初出勤の渡辺さん

小林薫4

夜逃げ寸前の顧客の自宅にあがりこんで脅迫まがいの追い討ちをかける帝国金融の桑田・・・ではなく、自宅で息子と話している渡辺さん


しかも渡辺さんの住まいがこれまた結構庶民的な構えで、(中上健次が言うところの「路地」かとさえ思われた)クイールはなんと、野外の犬小屋に住まわされるという、こちらの意表をつく展開。

貴重な盲導犬の扱いがなかなか庶民的であり(笑)、さすが、商業ベースの映画を撮らせても、ちゃんとクセのある作品を創り上げる崔監督ならでは、と思わせます。


そして良かったのが、カリスマ盲導犬訓練士・多和田さんを淡々と、飄々と演ずる、椎名桔平さん。

久しぶりに本作を観たいと思ったのは、昨年末にNHKで再放送されてた、爆笑問題の番組「探検バクモン」に、本物の多和田さんが出演されたのを観たのがキッカケでした。

初めて映像でみるリアル多和田さん、確かにカリスマでした。
そしてビジュアルは全然違うのに、ちゃんと多和田さんチックだった椎名桔平さん、マジでうめーな、と。

役作りで多和田さんに 指導 を受けたそうですが、
リアルかつ、しかし椎名桔平オリジナルの、素敵な盲導犬訓練士を演じられてました。

アウトレイジ』であれだけ、”バカヤロ””コノヤロ”言ってたのに!

★★★★★

かなり前ですが、これまたテレビの動物番組(「ポチたま」だったかな?)で偶然、盲導犬サフィー号の特集を観て、不覚にも体内の水分が枯れるかというくらい大泣きしたことがありました。

2005年9月、横断歩道を渡っていた72歳のユーザの男性をかばって、突っ込んできたトラックにはねられたサフィーは即死だったそうです。

地球上で最も、地球に害をなしている人間のために、ここまで献身的に尽くしてくれる盲導犬って。。

仕事帰りのバス内で、たまーに見かける盲導犬がいるのですが、
ホントに可愛くて。

撫でたいなーと思いつつ、感謝しつつ、
そ知らぬ顔でチラチラ気にしています(笑)


それではー

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